未(ひつじ)の今年は、巨大ひつじ「ビッグ・メリノ」詣にGo!

 
でっかいもの好きなオーストラリア。とにかくデッカイものを作って、町のシンボルに!という動きが1960年代初頭から起こり、次々と“デッカイもの”が増えていきました。

巨大なコアラ=ビッグ・コアラ、巨大なバナナ=ビッグ・バナナ、巨大なマンゴー=ビッグ・マンゴー、巨大なエビ=ビッグ・シュリンプなどなど・・・今や150を超えるほど!そのほとんどは、その町の名物やメイン産業となっているものが、シンボルに選ばれ、大きな像として建造されていったもの。

これらは、「Australian Big Things(オーストラリアン・ビッグ・シングス=オーストラリアのデッカイもの)」と呼ばれ、世界的にも有名になっています(笑)。

その中で、未(ひつじ)年の今年こそ訪れてみたいのが、そんなビッグ・シングスのひとつ、巨大なひつじ「ビッグ・メリノ」です!

仰ぎ見るほどデッカイひつじは、未(ひつじ)が干支の今年に訪れたなら、何やらご利益ありそうな予感大?!

 

巨大なひつじ、ビッグ・メリノ

オーストラリアのビッグ・シングスの中でも、巨大さで群を抜いて巨大なビッグ・メリノ
オーストラリアのビッグ・シングスの中でも、その大きさで群を抜いているのが、巨大なひつじ「ビッグ・メリノ」! その大きさは、高さ15メートル、幅18メートルもあり、おそらく最大のビッグ・シングスです。

ビッグ・メリノは、1985年に、オーストラリアのウール産業の中心地ともいえるゴールバーンに造られ、オーストラリア国内でも有名な観光スポットのひとつとなりました。

ところが、1992年に主要自動車道となるヒューム・ハイウェイがゴールバーンを迂回する形で開通し、観光客が激減。なんとか以前のような活気を取り戻そうと、2007年に町をあげての大移動が行われました。その時以来、ヒューム・ハイウェイからほど近い広々とした場所に鎮座しています。

当時の大移動の様子はこちらでご覧いただけます。町の人たちの必死さが伝わってきて、なんだかほのぼのしてしまいますね(笑)。

 

大きなひつじの中には、小さなひつじがいっぱい!?

大きなひつじの中には、小さなひつじがいっぱい!?
メリノ博物館ビッグ・メリノの中は、巨大な空洞になっています。

そこを利用して、半分はオーストラリアにおけるウール産業の歴史について展示した博物館になっており、誰でも無料で見学可能。

そして、残りの半分は、ゴールバーンの観光案内所を兼ねたお土産ショップになっています。

お土産ショップには、町を支える産業でもあるウール製品がずらり!

セーターやジャケット、マフラー、手袋などのウール製衣料はもちろん、本物のウールでできたモコモコの小さなひつじのぬいぐるみや、アーティストの手作りによる世界にひとつだけのかわいいウール製品もたくさん♪

その他にも、ゴールバーンの地元や周辺で作られたジャムやバーベキューソースなど、ご当地グルメ製品もいろいろな種類が置いてあり、こちらもちょっと見逃せません!

かわいい羊のベビー用ルームシューズ
カラフルでかわいいフェルト製ポーチ

 

オーストラリアの内陸部で最初に開拓された町、ゴールバーン

ゴールバーンは、オーストラリアのウール産業の中心地

ビッグ・メリノが建造されたゴールバーンは、ニュー・サウス・ウェールズ州の南部にある内陸の田舎町。

シドニーから南西へ約195kmのところに位置しています。温暖な気候と周囲に広がる広大な草原地帯は、牧羊に最適。1828年に入植し、牧羊が開始されてから、オーストラリアのウール産業の中心となるまでに発展しました。

また、オーストラリアで最初に開拓された内陸部の町でもあるため、19世紀の入植当時の面影を残す古い町並みも見どころのひとつ。町のそこかしこに、古い教会やパブ、邸宅などが残されています。

歴史あるゴールバーンの町

<DATA>
ビッグ・メリノ公式サイト
住所:Corner of Hume and Sowerby Streets Goulburn NSW 2580 Australia
連絡先:The Big Merino Gift Shop 電話: +61 2 4822 8013
 

注意)記載の情報/データは2015年1月時点のものです。

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この記事を書いた人
Miki Hirano平野 美紀 icon-link icon-twitter icon-facebook icon-google-plus
人工物よりも自然に魅せられ、6年半暮らしたロンドンからオーストラリアへ移住。トラベル・ジャーナリストとして各種メディアへの執筆、ラジオ/テレビ出演などで情報を発信しながら、メディア・コーディネーターや旅行情報サイトの運営も。目下の関心事は野生動物とエコ。シドニー在住20年以上。
執筆依頼、取材代行、メディア・コーディネート等、承ります。こちらまでお気軽にお問い合わせください。
 

Wave Planning Pty Ltd.

ウェーブ・プランニング:  1998年からオーストラリア情報を発信し続け、取材先件数は5,000ヶ所以上。オーストラリアに関する取材や撮影などのメディア・コーディネート、取材代行などをしています。本拠地はシドニー。 ★メディア・コーディネート、取材代行、執筆・撮影依頼等、承ります。こちらまでお気軽にお問い合わせください。