【オーストラリアの世界遺産】ウルル – カタジュタ国立公園

 
オーストラリアの世界遺産の中でも、1、2を争う人気スポット『ウルル – カタジュタ国立公園』。ウルルは、エアーズロックとも呼ばれる“世界最大級の一枚岩”です。

その姿を見た人たちからは、「大地のへそ」とも呼ばれ、一般的にはまだ『エアーズロック』の呼称のほうが認知されているようですが、その魅力は、単なる大きな岩にとどまりません!

一生に一度は行きたい!ウルル – カタジュタ国立公園。壮大な風景を見せてくれる素晴らしい大自然、そして、先住民たちが何万年もの時を紡いできた悠久の知恵を肌で感じてみませんか?

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アボリジニの聖地

この地で育まれてきたアボリジニ文化も世界遺産
何もない荒野の砂漠地帯に、忽然と現れる巨大な赤い岩。その姿が見えてきた時には、身震いするような感覚に襲われるほどです。太古の昔から、この地に暮らすアボリジニの人々(=アナング族)によって、神聖な場所として崇められてきたウルルとカタジュタ。アナング族の人々は、この場所で脈々と文化を受け継いできました。

ウルル – カタジュタ国立公園は、1987年、最初は自然遺産として登録された後、1994年に、この地に根付いたアボリジニ文化と雄大な自然景観の両方が認められ、複合遺産として再登録。保護対象エリアが拡張され、現在に至っています。

 

世界遺産・ウルル – カタジュタ国立公園

ウルルと共に世界遺産に登録されているカタジュタ
■総面積: 132,566ヘクタール
■登録年:1987年、1994年(拡張)
■登録カテゴリー:複合遺産 (v)(vi)(vii)(viii)

(v) ある文化(または複数の文化)を特徴づけるような人類の伝統的集落や土地・海洋利用、あるいは人類と環境の相互作用を示す優れた例であること。特に抗しきれない歴史の流れによってその存続が危うくなっている場合。
(vi) 顕著で普遍的な価値をもつ出来事、生きた伝統、思想、信仰、芸術的作品、あるいは文学的作品と直接または明白な関連があること。
(vii) 類例を見ない自然美および美的要素をもつ優れた自然現象、あるいは地域を含むこと。
(viii) 生命進化の記録、地形形成において進行しつつある重要な地学的過程、あるいは重要な地質学的、自然地理学的特徴を含む、地球の歴史の主要な段階を代表とする顕著な例であること。

『ウルル』も『カタジュタ』も、アボリジニの言葉ですが、『ウルル』に特別な意味はなく、単にその場所の名称であり、『カタジュタ』は、「たくさんの頭」という意味だそうです。

 

なぜ、“エアーズロック”と呼んでいた?

観光拠点となる唯一の町は「エアーズロック・リゾート」とも呼ばれる
最近は、『ウルル』という名称も知られるようになってきましたが、今でも『エアーズロック』のほうが、馴染みがあるという人も多いのではないでしょうか?

では、なぜ以前は『エアーズロック』と呼んでいたのでしょうか?

オーストラリアに入植した西洋人が、当時まだ足を踏み入れたことのなかった内陸部を調査することになり、1872年、ウイリアム・ゴス率いる探検隊が、この辺りの調査に入りました。翌年の1873年、この巨大な赤い岩、つまりウルルを見つけ、探検隊を派遣した(後の)南オーストラリア州知事ヘンリー・エアーズ卿の名にちなんで、『エアーズ・ロック』と名づけたのだそうです。それ以来、長い間、『エアーズ・ロック』と呼ばれてきました。

また、『カタジュタ』は、ウルル同様に長いこと『ザ・オルガ』または『マウント・オルガ』と呼ばれてきました。これは、同時期に調査に入ったアーネスト・ギレス率いる探検隊が、1872年年に発見した際、彼らを派遣したドイツ移民のフェルディナント・フォン・ミュラー卿に敬意を表し、当時、ドイツ・ヴュルテンベルク王国へ嫁いで25周年を迎えたオルガ女王の名前を冠したものだそうです。

しかし、この2つの場所は、太古の昔から、そこに暮らす人々から『ウルル』と『カタジュタ』と呼ばれていました。

こうした状況の中、しばらくの間、アボリジニの人々が古来から使っていた呼称と西洋人が後から付けた呼称が入り混じった状態が続き、2002年、古来の名称を尊重し、『ウルル – カタジュタ国立公園』の名称を公式採用したというわけです。

 

ウルル – カタジュタ国立公園への行き方

エアーズロック・コネラン空港へのアプローチで見えてくるウルル
ウルル – カタジュタ国立公園へは、オーストラリア主要都市から国内線が出ています。最も利用しやすいのは、ヴァージン・オーストラリア航空とジェットスター航空の2社が運行し、便数の多いシドニーから。日本から直接行く場合は、ケアンズ、または、メルボルンからの便も便利です。陸路で行く場合は、オーストラリア国内主要都市を結ぶグレイハウンド・バスが利用できます。

また、最も近い都市となるアリススプリングスからは、途中でキャンプなど、宿泊しながらウルル – カタジュタ国立公園を訪れる2泊3日~の片道ツアーもあります。※逆パターン(エアーズロック・リゾート発、アリススプリングス行き)あり。

<アリススプリングス発>エアーズロック(ウルル)・サファリ 2泊3日ツアー
<エアーズロックリゾート発>エアーズロック(ウルル)・サファリ 2泊3日ツアー

ウルル(エアーズロック)のアクティビティ一覧

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注意)記載の情報は2015年3月時点のものです。

この記事を書いた人
Miki Hirano平野 美紀 icon-link icon-twitter icon-facebook icon-google-plus
人工物よりも自然に魅せられ、6年半暮らしたロンドンからオーストラリアへ移住。トラベル・ジャーナリストとして各種メディアへの執筆、ラジオ/テレビ出演などで情報を発信しながら、メディア・コーディネーターや旅行情報サイトの運営も。目下の関心事は野生動物とエコ。シドニー在住18年。
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