Day 7 クーバーペディ再訪!地下に眠る静寂の教会とハイテク・トイレ -シドニー~ダーウィン21日間 7千キロ

 
2015年5月27日から21日間かけて、キャンピングカーで陸路を辿り、冬到来のシドニーから熱帯のダーウィンを目指したオーストラリア縦断の旅の記録です。
シドニー~ダーウィンーストラリア縦断の旅 アーカイブ

 

第7日目: 6月2日 懐かしのクーバーペディを経由して、スチュワート・ハイウェイ沿いのカドニーパーク・ホームステッドまで

◎本日の走行距離=532km

薄暗い朝。空を見上げると雲が垂れ込めていた。

昨夜、あれほどたくさんいたキャンパーはもうほとんど出発していて、自分達を含めて、数台残っているのみ。
早く出発しないと次に目指す町まで辿りつけないから、皆、早朝に出発したらしい。
ここは単なる通過地点に過ぎないのだ。

我々も簡単に朝食を済ませて、出発することに。
が、その前にガソリンを給油しないと!
なんせ、ここで給油していかないと、次のガソリンスタンドは100km以上先だ。

ポートオーガスタで給油してから170km以上走ってきたので、ガソリンタンクはもう半分近くに減っている。
このハイエースのキャンパーは、満タンにしても400km弱しか走らない。

次のガソリンスタンドであるグレンダンボのロードハウスまでは持つと思うけど、途中で何かあったら心配だし、何より昨夜、タダで泊めてもらったのだからガソリンくらい入れないとね。
皆、同じ考えらしく、我々が朝食を食べている間に、残っていたキャンパーのほとんどは、ガソリン給油のために列を作っていた。

次のガソリンスタンドまで100km以上先が当たり前のアウトバックでは、給油できるところで必ず給油次のガソリンスタンドまで100km以上先が当たり前のアウトバックでは、給油できるところで必ず給油

お金を払おうと建物のドアを開けると、朝なのに煌々と電気をつけたロードハウス兼食堂の中で、数人のトラック・ドライバーが朝食を食べていた。
彼らもこれから給油して出掛けるのだろう。

ガソリン代を払って、出発!

スチュアート・ハイウェイの看板スチュアート・ハイウェイの看板

走りだして一時間も経たないうちに、次のロードハウス「グレンダンボ」が見えてきた。

とりあえず、ここでも満タンにして、目指すは、ポートオーガスタを出て初めての町らしい町「クーバーペディ」!

グレンダンボからクーバーペディの途中では、日本の「小惑星探査機・はやぶさ」が帰ってきたウーメラを通過。

グレンダンボのロードハウスグレンダンボのロードハウス

クーバーペディは、その昔、今回とは逆のスチュアート・ハイウェイをアデレードまで南下するルートを走った時に立ち寄った町。

もういろんなところで何度も紹介しているから、ご存じの人も多いかもしれないけど、地下に住居や店などが造られた地下都市ともいえる風変りな町だ。

その時に宿泊した地下住居の印象は強烈だった。
そして、2014年9月のNHK-BS「地球アゴラ」でレポートすることになり、再び訪問。(その時のロケ裏話はこちらで♪)

私の中では、何度訪れても感動する町のひとつであり、そしてまた今日、一年も経たないうちに訪れることになり、ワクワクしっぱなしだ。

今回は、前回の訪問ではロケ撮影のために行けなかった2つの地下教会へ行こう!と決めていた。

グレンダンボを通過し、250kmほど走ったところ、クーバーペディの看板が見えてきた!
そして目に飛び込んできたのは、クーバーペディの町の入り口にあるオパール堀りのトラックのサイン。

懐かしーーーっ!

町の中心部に続く道へと車を滑り込ませる。
まずは、町を一望できる丘へ駆け登り、到着記念のツイキャスで、クーバーペディから生中継!(笑)

クーバーペディの町を一望できる丘へ!クーバーペディの町を一望できる丘へ!

そして、初めてクーバーペディを訪れた時に立ち寄った小さな地下教会を目指す。

岩壁にとりつけられた木のドアをギーッときしむ音をたてながら開けると、

どことなく秘密めいた地下教会への入り口どことなく秘密めいた地下教会への入り口

そこには、あの時と何も変わらず、手掘りで作られた洞窟の中に小さな祭壇と椅子が並んでいた。

壁面に取り付けられたランプの灯りにぼんやりと照らされた洞窟内は、ひんやりとした空気が漂い、静寂に満ちている。

手作りの祭壇を優しく見つめる両脇のマリア像と印象的な赤い椅子。
なんともいえない神聖な雰囲気… ここだよ、ここ!
簡素で小さな教会だけど、瞑想にはぴったりだ。

そして、もうひとつ、初めて来た時にはまだなかった新しい地下教会へ。

ここは、この町では最大の地下教会だそうで、近年、観光スポットとしても人気だという。
二階建てほどの高さが開放的な洞窟内部は、機械堀りの堀り跡を利用したアーチ型の天井と、大きなステンドグラスが美しく調和している。

クーバーペディの新名所ともいえる「セルビア正教会」クーバーペディの新名所ともいえる「セルビア正教会」

何度か建築やライフスタイルの雑誌などで取り上げられて人気が上昇したらしい。
とはいえ、この町自体が、観光バスで団体客が押しかけられるような場所ではないため、観光客もまばらで静かなのがいい。

そして今回、町中であるものを(初めて)発見した!

それは、この砂漠地帯にふさわしくない(笑)超ハイテク・トイレ!!

まずは動画をご覧ください。(注:今ここにアップしている動画は音声を消してあります。トイレ内で流れる曲が著作権に触れるとYoutubeから警告があったため。現在、異議申し立て中…どうなることやら、、(´・ω・`))

という具合に、ドアの開閉や手洗いはもとより、ペーパーがでてくるのまで、何から何まで自動。
おまけに用を足している最中に、爽やかな音楽が流れる~♪仕組み(笑)

そして、用を足してドアが開くと、それまでの宇宙的空間から一転して、乾燥した砂漠の町が目に飛び込んでくる。

このギャップがサイコー!(爆)

アウトバックでよく見かけるウェッジテール・イーグル(和名:オナガイヌワシ)アウトバックでよく見かけるウェッジテール・イーグル(和名:オナガイヌワシ) 
※走りながら撮影したため、ブレブレなのは悪しからず…(^_^;

本当は、地下キャンプ場もあることだし、クーバーペディで宿泊したいところだけど、ここから先がきつくなるので、今回は泊まらずに、少しでも先に進んでおく計画なのが、ちょっと残念。

先へと進む途中で、ブレークアウェイ・リザーブに寄ろうと思い、町の観光案内所で尋ねたところ、例年にない大雨の影響で、道路がクローズしているとのこと。これまた残念!

それでは、そのまま今日の予定宿泊地「カドニーパーク・ホームステッド」を目指すことにしよう。

カドニーパーク・ホームステッドは、クーバーペディからスチュアート・ハイウェイを北へ154 km。
クーバーペディを出て最初のガソリンスタンド(ロードハウス)だ。
おっと、その前にまたガソリンを入れておかなくちゃ。

スチュアート・ハイウェイを走るグレイハウンドバススチュアート・ハイウェイを走るグレイハウンドバス

交通量なぞほとんどないスチュアート・ハイウェイに戻り、1時間ちょっと走ると、カドニーパークの看板が見えてきた。

到着した頃には、既に太陽は沈み、辺りは夕闇に包まれようとしていた。

ちなみに、クーバーペディを最後にデータローミングの電波は途絶え(もちろん携帯も)、@TabimagWaveのアカウントからこの日のクーバーペディより後の画像をアップできたのは6月6日でした…(^_^;

8日目へ続く

◎第7日目:ピンバから、地下都市クーバーペディへ立ち寄り、さらに北150km先のカドニーパーク・ホームステッドまで、532km走破。今日までの積算距離:2,815km
<ツイートまとめ> オーストラリア縦断7,000キロ!シドニー~ダーウィン21日間ライブ(7日目)
 

この記事を書いた人
Miki Hirano平野 美紀 icon-link icon-twitter icon-facebook icon-google-plus
人工物よりも自然に魅せられ、6年半暮らしたロンドンからオーストラリアへ移住。トラベル・ジャーナリストとして各種メディアへの執筆、ラジオ/テレビ出演などで情報を発信しながら、メディア・コーディネーターや旅行情報サイトの運営も。目下の関心事は野生動物とエコ。シドニー在住18年。
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Wave Planning Pty Ltd.

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ウェーブ・プランニング:  1998年からオーストラリア情報を発信し続け、取材先件数は5,000ヶ所以上。オーストラリアに関する取材や撮影などのメディア・コーディネート、取材代行などをしています。本拠地はシドニー。 ★メディア・コーディネート、取材代行、執筆・撮影依頼等、承ります。こちらまでお気軽にお問い合わせください。