メルボルンで錦織圭×本田圭佑 ダブルスペアと対戦!? 夢のコラボ裏話と会場レポート

 
メルボルンで毎年1月に開催される「全豪オープン」。

グランドスラム(テニス4大大会)のトップを切って行われる新年最初の大会ですが、1月といえば、当地オーストラリアは真夏。

そんな真夏の太陽がギラギラ照り付ける全豪オープンのコートで、世界のトップ・アスリートによる夢のコラボが実現しました!

それは、全豪オープンに男子シングルス出場する錦織圭選手と、昨年、豪サッカーAリーグのメルボルン・ビクトリーに加入した本田圭佑選手によるダブルス。

日本の取材陣もたくさん入り、ニュースなどで報道されたため、ご存知の方も多いかと思いますが、実は、私もこのスペシャル・イベントに参加し、錦織×本田ペアと対戦してきました!

参加者ならではの裏話と全豪オープンで盛り上がる会場の様子をレポートします!!

 

突然、テニスをやらされることになった本田選手曰く「鬼のサプライズ!」

錦織圭 × 本田圭佑 夢のコラボ
錦織圭 × 本田圭佑 夢のコラボ

このスペシャル企画は当初、「Kei Nishikori Tennis Clinic(錦織選手のテニス・クリニック)」というイベントのはずでした。これだけでもファンにとっては、十分夢のイベントなのですが…

急遽、本田選手が参加することが決定!今回の夢のダブルス・ペア実現!!となったのです。

しかし、本田選手が来るということは、事前に参加者には知らされておらず、まさにサプライズとなったわけなのですが、当の本田選手も、まさかテニスをやることになろうとは思ってもいなかったらしく、会場入りした時にその話を聞いて、「まじで~?!w」とのけぞっていました(笑)

しかし、そこですかさず、錦織選手が「はい。僕が今、決めましたw」と悪戯っぽく笑い、その場にいた皆が爆笑。
どこまでも穏やかな表情のまま、サラッとキツいことを言う錦織選手なのでした。

錦織 × 本田 というスーパースター2人の夢のダブルスが実現!
錦織 × 本田 というスーパースター2人の夢のダブルスが実現!

こうして、ラケットを渡された本田選手もついに(?)観念し、錦織選手とペアを組んで、私たち参加者組と対戦!となったのです。

これについては、イベント後のインタビューでご本人(本田選手)も「ケイの鬼のサプライズ!」と断言していましたので、本当に知らなかった模様…(苦笑)

それにしても、テニスするのは高校の授業以来と言っていたわりには、両手使いでセンスのある切れのいいボールを返していた本田選手。さすが、一流のアスリートはどんなスポーツでも(いきなりやれと言われても)きっちりこなせるのだなぁと感心しきり。

オージーの国際級テニスコーチも「彼はテニスプレーヤーなのか?」と訊いてきたほどでした。

 

まさに灼熱地獄の全豪コート

 
私も昔、テニスをしていたとはいえ、彼是ン十年もラケットを握っていなかったのですから、それはもう大変…。
ですが、なんといっても最もキツかったのはコート上の暑さ!

以前、ジョコビッチ選手が「コートで目玉焼きができるほどの暑さ」を証明したツイートが話題になったことがありましたが、あれ、本当です。

 
ジリジリと焼けるように熱い直射日光に加え、青いハードコートに太陽がこれでもかというほど照り付け、じわじわと熱を放出。ドライサウナのような状態になっていくのです。

これは、実際コートに立ってみないとわかりません。このイベントが行われたメルボルン・アリーナの客席と比べても、(体感的に)おそらく5~6℃ほど高いのではないかと思います。

そんなドライサウナのようなコートを走り回って試合をしなければならない選手たちは、本当に大変…まさに死闘と言ってもいいほど。私なんぞ、ちょっと動いただけでヘロヘロです、、

※錦織さんにも「(順番が回ってきたときに)あれ?次ですよ?」と言われたのですが、「すみません、、しばし休憩を…」とヘコたれてしまいました💦

 
さて、錦織×本田ペアとの対戦ですが、簡単なゲーム形式でポイントを取ったほうが勝ちというルールですから、相手が誰だかなんて気にしている暇はありません!(笑)

息の合ったペアとして、リラックスした表情でテニスを楽しんでいた本田選手と錦織選手。

本田選手は、錦織選手がショットを決めると「ナイス、ケイ!ナイス!」と掛け声を発しながら、むちゃぶりしていたのですが、怪我で本業のサッカーは調整中ということもあり、途中からはベンチに陣取り、「ナイ(ス)ショッート!」といった感じでゲキをとばす係になっていました。さすが、エンターテイナー(笑)。

そして、本田選手がゲキとばし係になった後は、ポイント取る毎にペアの入れ替えもあり、錦織選手とペアになったりもしたのですが、正直な話、こっちはボールを追うことだけで精いっぱい。そこに本田選手がいようが、錦織選手がいようが、誰がいるのかなんて、まったく関知しちゃいられない状況だったのでした(苦笑)。

ともあれ、このイベントで最も印象的だったのが、錦織選手、本田選手共に、とても楽しそうだったこと。常にスポーツ界のトップで戦うアスリートであるお二人の、試合中には絶対見せない素顔を垣間見られたような気がしました。

 

テニス観戦だけじゃもったいない!お楽しみいっぱいの全豪オープン

レベルの高いストリート・アーティストによるライブ・パフォーマンス
レベルの高いストリート・アーティストによるライブ・パフォーマンス

全豪オープンの会場には、ビーチを模したリラックス・エリアがあったり、ストリート・ミュージシャンによるレベルの高いライブ・パフォーマンスが繰り広げられてたりと、「ノンストップのお祭り」といっても過言ではありません。

エンタメ・ゾーンには、ショッピングやグルメ屋台がずらりと並び、開放的なオープン・エアのバー&パブもたくさん!

そう、まさにメルボルンの街のいいところをぎゅーっと濃縮したようなイベント会場になっています。

また、大会出場選手との距離が近いのも全豪オープンの魅力のひとつ。そのワケは、旅行情報サイト「Risvel」の「テニスを観るためにメルボルンへ行く5つの理由」というコラムでご紹介していますので、併せてご一読ください♪

 
テニス観戦だけにとどまらない、全豪オープン。

2019年度の日程は、1月27日まで。日本勢シングルスは、男子・錦織圭選手、女子・大坂なおみ選手共に勝ち進んでおり、3回戦へ進出。ダブルスに出場している日本選手の試合もまだあり、これからが勝負。(1/18現在)

日本の選手を応援しに、グランドスラム開催都市の中でもダントツに魅力が詰まったメルボルンへ、ぜひお出かけください!

 
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この記事を書いた人
Miki Hirano平野 美紀 icon-link icon-twitter icon-facebook icon-google-plus
人工物よりも自然に魅せられ、6年半暮らしたロンドンからオーストラリアへ移住。トラベル・ジャーナリストとして各種メディアへの執筆、ラジオ/テレビ出演などで情報を発信しながら、メディア・コーディネーターや旅行情報サイトの運営も。目下の関心事は野生動物とエコ。シドニー在住20年以上。
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ウェーブ・プランニング:  1998年からオーストラリア情報を発信し続け、取材先件数は5,000ヶ所以上。オーストラリアに関する取材や撮影などのメディア・コーディネート、取材代行などをしています。本拠地はシドニー。 ★メディア・コーディネート、取材代行、執筆・撮影依頼等、承ります。こちらまでお気軽にお問い合わせください。