こんなにある!世界最大、最長、最古…オーストラリアの『世界一』

 
オーストラリアには、世界最大、世界最長、世界最古などなど… 『世界一』のものがたくさんあります!
そこで、観光地としても行ってみたいオーストラリアの『世界一』を集めてみました。

 

世界最小の大陸かつ最大の島

オーストラリアは『世界最小の大陸』。ですが、『世界最大の島』でもあります。

オーストラリア大陸と呼ぶことから、世界一大きい島は「グリーンランド」と言われていますが、実は、大陸と島を分ける明確な定義はないのだとか。とはいえ一般的には、「グリーンランドより大きい陸地は大陸。オーストラリアより小さい陸地を島」と言われています。

しかし本来は、その陸地が「大陸」か「島」かについては、地質学的な成り立ちや文化的背景、自然環境など、もっと複雑な要素が絡みあって判別するのだそうです。こうした見地から見ると、オーストラリアは「大陸」でもあり「島」でもあると言え、「島大陸」と呼ばれることも多くなっています。

【参考】大陸か島か?(英語)

 

世界最大の一枚岩

世界最大の一枚岩「マウントオーガスタス」

「世界最大の一枚岩」と聞けば、「世界遺産のウルル(エアーズロック)でしょ!」という答えが返ってきそうですが、残念ながら…ハズレ。ウルルはたしかに「世界最大級」ではあるのですが、正確には世界第二の大きさなのです。

では、本当の「世界最大の一枚岩」はどこにあるのか?というと、実は、これもオーストラリアにあるのです!

大きさ的に正真正銘の「世界最大の一枚岩」は、西オーストラリア州北部にある「マウント・オーガスタス」。その大きさは、ウルルの約2倍!

マウント・オーガスタスは、定期ツアーなどもなく、アクセスが不便なところにあるため、ウルルのように観光地化されていません。ですが、周囲はウルル同様に国立公園に指定され、春先には、この地域ならではのワイルド・フラワーが咲き誇る美しい風景が見られます。

マウント・オーガスタス国立公園(英語)

 

世界最大の珊瑚礁

世界最大の珊瑚礁「グレートバリアリーフ」

「世界最大の珊瑚礁」と言えば、これはもう、誰でも知っている「グレートバリアリーフ」!世界遺産でもあり、全長2,600Kmにも及ぶ世界最大の珊瑚礁です。色とりどりのサンゴと熱帯魚の群れは、まさに竜宮城のよう。

日本からのツアーもたくさんありますし、アクセスのよい東海岸沿いですので、個人旅行で訪れるのもおすすめです。

グレートバリアリーフに行けばどこでも同じ珊瑚礁が見られる、と思われがちですが、ケアンズなどを起点に行く北部の珊瑚礁とハミルトン島などから見に行くことができるウィットサンデー地区の珊瑚礁、さらに南に位置するヘロン島など南部の珊瑚礁では、見られる珊瑚礁のタイプが違います。詳細は以下のページで。

グレートバリアリーフ

 

世界最古の熱帯雨林

世界最古の熱帯雨林「ケープトリビュレーション」

「世界最古の熱帯雨林はどこ?」と訊かれたら、ほとんどの人が「アマゾン!」と答えてしまうのではないでしょうか?実は、世界最古の熱帯雨林は、オーストラリアにあるのです!

それは、ケアンズから北へ約130kmのところにあるデインツリー国立公園内の『ケープトリビュレーション』と呼ばれるエリアの熱帯雨林。デインツリー川を挟んで、北側と南側に分かれるデインツリー国立公園の北側のエリアです。森一帯は、世界遺産になっています。

このあたりの熱帯雨林が世界で最も古く、約1億3500万年前以上(1億5000万~2億年前とも言われる)に形成されたと言われています。ちなみに、アマゾンの熱帯雨林は6,500~7,000万年前頃とか。行き方など、詳細は以下のページで。

世界最古の熱帯雨林 ケープトリビュレーション

 

世界最大の砂島

世界最大の砂島「フレーザー島」

世界最大の砂島は、クイーンズランド州にある『フレーザー島』!島は、全体が国立公園に指定されており、もちろん世界遺産です。

島全体が砂でできている…というだけで、珍しく、世界中にそうたくさんあるわけではないのですが、オーストラリアの砂島はさらに貴重。その理由は、砂の上には通常ではできるはずのない森や湖ができ、動植物の宝庫となっているなど、常識では考えられない豊かな自然が広がっているからなのです。

フレーザー島内にはリゾートがあり、年間を通じ、脅威の自然を研究しにやってくる専門家や観光客らでにぎわいます。

【オーストラリアの世界遺産】フレーザー島

 

世界最長のまっすぐな鉄道

世界最長のまっすぐな鉄道「インディアンパシフィック号」

どこまでも続く、まっすぐな線路――。鉄道マニアならずとも、ちょっとワクワクしてしまう響きですよね。まっすぐな区間が世界最長の鉄道線路は、オーストラリア南西部にあります。

それは、どこまでもまっ平らな大地が続く『ナラボー平原』。まっすぐな部分の線路の長さは、全長478kmにも及びます。場所は、南オーストラリア州のワトソン/Watson~西オーストラリア州のヌリナ/Nurinaまで。

豪華寝台列車として知られる『インディアン・パシフィック号』に乗車すると、この区間を通過します。

インディアン・パシフィック号(英語)

注意)記載の情報/データは2012年10月時点のものです。

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この記事を書いた人
Miki Hirano平野 美紀 icon-link icon-twitter icon-facebook icon-google-plus
人工物よりも自然に魅せられ、6年半暮らしたロンドンからオーストラリアへ移住。トラベル・ジャーナリストとして各種メディアへの執筆、ラジオ/テレビ出演などで情報を発信しながら、メディア・コーディネーターや旅行情報サイトの運営も。目下の関心事は野生動物とエコ。シドニー在住20年以上。
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ウェーブ・プランニング:  1998年からオーストラリア情報を発信し続け、取材先件数は5,000ヶ所以上。オーストラリアに関する取材や撮影などのメディア・コーディネート、取材代行などをしています。本拠地はシドニー。 ★メディア・コーディネート、取材代行、執筆・撮影依頼等、承ります。こちらまでお気軽にお問い合わせください。