オーストラリアの税金還元 旅行者払戻し制度 TRS

 
2016年7月更新:申請対象外のもの、ウェブ&スマホ・アプリ申請の項を追加
2013年9月更新:WETの税率が14.5%→29%へ、出国前30日以内→60日以内へ変更など

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オーストラリアの消費税に当るGST

2000年7月に導入された税制GST。GSTとは、Goods snd Services Tax の頭文字をとったもので、日本でいえば、ちょうど消費税に当るもの。現在は10%となっています。基本的には、オーストラリア国内で消費される物品、サービスとその他の供給に対して掛けられる間接税ですので、海外へ持ち出す場合は、一度払ったGSTを還元することができます。

また、オーストラリアではワインに対して、WET(Wine Equalisation Tax の略)と呼ばれる酒税が掛けられています。現在は29%ですが、還元されるのは従来の14.5%までの部分のようです。これに関しても、海外へ持ち出す場合は還元することができます。WETについての詳細はこちら

ただし、すべての物品について、オーストラリア国内で開封してしまったり、消費してしまったものについては、還付対象ではなくなるので要注意。

 

旅行者に税金を還付してくれる制度TRS=旅行者払戻し制度

旅行者が税金還付を申請できるTRSTRSとは、Tourist Refund Scheme の頭文字をとったもので、その名の通り「旅行者払戻し制度」のこと。この制度に基づいて、旅行者はGSTやWETの払い戻しを受けることができます。

この払い戻しを受けるに当たっては、いくつか注意しなければいけない点があります。以下にその要点をまとめました!

 

TRSで払い戻しを受ける際に注意すべきこと

  1. オーストラリア国内にいる間に、全部または一部を消費してはならない。
  2. 同一店舗での購入額が$300以上であること。
  3. 購入店舗で、TAX INVOICE を発行してもらうこと。
  4. 払い戻しは、出国前日60以内に購入したものだけに適用。

まず1)の場合、食品であったならば、オーストラリア国内にいる間に食べたり、飲んだりしてしまったものについては還元できないということ。これは現地発着のツアーなどに参加した場合に、ツアー料金に含まれているGSTについても同様。ただし、購入した物品をオーストラリア国内にいる間に使用してしまったとしても、この旅行中に買ったものだということが証明でき、3)のTAX INVOICEがあれば、問題ないそうです。

2)で「同一店舗で$300以上」というのは、小額のものを数個買って、合計金額が$300以上になればOK。これについては、同日ではなく、複数回に分けて買った場合でも適用になります。例えばある店で、昨日$100の買物をして、また今日同じ店で$230の買物をしたという場合でも、同じ店で購入した合計金額が$300以上なのでTRSが適用されるということになります。

3)のTAX INVOICE は、この場合は日本の領収書といったようなもので、購入日や購入金額、販売した店のビジネス・ナンバー(オーストラリア国内で正式に登録された会社または店であるという証明)、購入した商品名などが記されています。

このTAX INVOICEは、1回の合計金額が$300以上の場合、レシートのようなペラっとしたものの場合がありますが、念のため「TAX INVOICE Please!」と言って、ちゃんとしたものを作ってもらうほうが安心。

4)このTRSによる税金の払い戻しを受けられるのは、出国前60日以内の買物のみに適用されるということも忘れてはならない点。ワーキング・ホリデーなどで長期滞在していた場合などは、出国の60日以内に買ったものだけに適用され、それ以前のものには適用されないので注意!高額商品は、出国が近づいてから買うのがおすすめです。

また、例えばいくら同一店舗で合計$300以上の買物をした!と言っても、半年前に旅行したときに購入した$200のレシートと、今回の旅行で買った$150のレシートではダメですので、ご注意を。

 

TRS申請対象外もの

以下の商品は、TRSの対象外となります。

  • ビール、スピリッツ類
  • タバコ及びタバコ製品
  • ギフトカード(商品券)及びバウチャー類

その他、国内で消費したものはすべて申請対象外です。

 

実際に払い戻しを受けるにはどうする?

TRSによる払い戻しは、オーストラリア各都市の国際空港から出国する場合には、各空港に設置された『TRSブース』で申請できます。『TRSブース』が設置されている国際空港は以下の通りです。

  • シドニー空港
  • ブリスベン空港
  • メルボルン空港
  • パース空港
  • アデレード空港
  • ダーウィン空港
  • クーランガッタ(ゴールドコースト)空港

TRSブースの場所は、こちらのページで確認できます。申請の時に提出するものは以下の通り。

  1. 購入店舗で発行してもらったTAX INVOICE
  2. 購入した商品
  3. パスポート
  4. 国際線の搭乗券、その他旅行を証明する書類など

以上のどれか1つが欠けても、払い戻しができなくなるので注意。払い戻しの方法は、その場で現金で受け取る以外に、小切手、クレジットカードの口座への振り込み、オーストラリア国内の銀行に口座がある場合は、その口座に振り込むこともできます。

※その他の空港や海港からオーストラリアを出国する場合は、払い戻し請求ができるかどうかを税関事務所に確認のこと。

 

免税店での買物について、注意事項など

オーストラリアの各都市にある免税店で買物をした場合は、すでに税金分が差し引かれているので払い戻し請求の必要はありません。ただし、免税店で買ったもので封がしてあるもの(シールド・バック・ショッピング)については、出国するまで開封できません。

その他、TRSについての詳しい情報は、オーストラリアン・カスタム・サービス(オーストラリア税関)まで。
日本語のPDFパンフレットは、こちらからダウンロードできます。

Tourist Refund Scheme TRS (英語)

 

ウェブ、スマホのアプリでさくさく申請

何でも電子化しているオーストラリア。ついに、TRSもウェブ上から、そして、スマホのアプリでも申請できるようになりました!
現在、アプリは IOS用、Android用、Windows Mobile用があります。

利用できるのは、現在のところ主要都市空港のみとなっています。詳細は以下のページで。

TRS applications (英語)

注意)記載の情報は2016年7月時点のものです。初稿:2012年4月

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この記事を書いた人
Miki Hirano平野 美紀 icon-link icon-twitter icon-facebook icon-google-plus
人工物よりも自然に魅せられ、6年半暮らしたロンドンからオーストラリアへ移住。トラベル・ジャーナリストとして各種メディアへの執筆、ラジオ/テレビ出演などで情報を発信しながら、メディア・コーディネーターや旅行情報サイトの運営も。目下の関心事は野生動物とエコ。シドニー在住18年。
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Wave Planning Pty Ltd.

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