ウルル | ノーザンテリトリー
★ウルルをはじめとする、ノーザンテリトリーの記事&コラム一覧 ※2015年4月18日更新
基本情報は以下からどうぞ。
ノーザンテリトリー(準州)の特徴
本来日本語で表記するなら、“北部準州”となるノーザンテリトリー(ノーザン=北部+テリトリー=準州)。ノーザンテリトリーは、人口が少ないなどの理由から、州ではなく準州となっています。先住民族アボリジニが最も多く住み、北部はインドネシアへと続くアラフラ海に面した熱帯雨林気候。南へと下るにしたがって熱帯性、砂漠気候へと変化していきます。
州都ダーウィンと中央部で最も大きな街アリススプリングス以外は、アウトバックと呼ばれる未開の辺境地。ところどころに小さな町はあっても数人程度から多くて数千人程度しか住んでいません。州内は、ワイルドな自然そのままの荒野が広がり、赤土のオーストラリアらしい風景が堪能できます。
「一度は行ってみたい!」として、オーストラリアで最も人気の高いウルル(エアーズロック)もノーザンテリトリーに属します。
ノーザンテリトリーの気候と服装
ダーウィンやカカドゥなどがある北部とウルルのある中央部では異なります。北部は熱帯雨林~熱帯性気候のため、ほぼ常夏。一年中夏服でOKです!夏場は雨季となるため、緯度のわりにそれほど暑くならないこともありますが、湿度がかなり高くなります。基本的に日本の夏と同じと考えていいでしょう。
ウルルのある中央部は砂漠気候に属し、夏場は40℃以上になるなど、厳しい暑さ…。とはいえ、砂漠気候ですので日没後に急激に冷え込むため、夏でも軽めの上着を持参するのがおすすめです。冬はとくに気温差が激しく、日中は20℃前後まで上昇しますが、夜は1桁台に落ちるなど、かなり冷え込みます。
ノーザンテリトリーの州都:ダーウィン
アラフラに面した美しい海辺の町ダーウィン。郊外には、地元の人達に人気のリッチフィールド国立公園、少し車を走らせれば世界遺産のカカドゥ国立公園など、豊かな自然に囲まれています。熱帯性気候に属し、どことなくアジアチックでゆったりとした雰囲気。近年驚くほどスタイリッシュなカフェやレストランが増えています。
地理的にもアジア系移民が多く、民族の多様性に富んだ街ならではの美味しい食もここでの楽しみのひとつ。乾季のシーズンには、雄大なサンセットが見られるビーチに”サンセット・マーケット”(露店)が立ち、市民らに愛されています。
ノーザンテリトリーの主な観光地
- 世界遺産ウルル-カタジュタ国立公園
- 世界遺産カカドゥ国立公園
- キャサリン渓谷
- キングスキャニオン
- ダーウィン
- リッチフィールド国立公園
ウルル、カカドゥ他、ノーザンテリトリーへのアクセス
日本からはオーストラリア国内主要都市へ飛び、そこから乗り換えが必要です。北部のカカドゥ国立公園へ行くなら、ケアンズやシドニー等からダーウィンへ。キャサリン渓谷などを周遊する場合もダーウィンが基点となります。ダーウィンへは、シンガポールなどのアジア主要都市からの直行便もあります。
ウルル-カタジュタ国立公園へは、シドニーなどから国内線でエアーズロック・コネラン空港への直行便利用が便利。もしくはアリススプリングスへ飛び、そこからツアー等を利用することもできます。ただし、車で約5時間程度かかりますので、途中で宿泊するのもおすすめ。映画/ドラマ「世界の中心で愛を叫ぶ」のロケ地となったキングスキャニオンと組み合わせることも可能です。
ウルル、カカドゥ他、ノーザンテリトリーへの旅 おすすめシーズン
旅行のベストシーズンは、ダーウィンやカカドゥなどがある北部とウルルのある中央部では異なります。北部のダーウィンやカカドゥへ行くなら冬、中央部のウルル-カタジュタ方面は春がおすすめ!
夏場は、北部は熱帯雨林~熱帯性気候のため、雨季となり、水害等で道路が閉鎖されることもありますし、中央部は40度以上の高温に見舞われることもあります。また、ウルル名物(?)のハエも夏場に大量発生しますので、ご注意を。
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人工物よりも自然に魅せられ、6年半暮らしたロンドンからオーストラリアへ移住。トラベル・ジャーナリストとして各種メディアへの執筆、ラジオ/テレビ出演などで情報を発信しながら、メディア・コーディネーターや旅行情報サイトの運営も。目下の関心事は野生動物とエコ。シドニー在住20年以上。
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