シドニーの交通
2016年7月更新:最新情報への修正と無料バスなどの一部情報削除
シドニー空港から市内へのアクセス
シドニー空港から市内中心部までは、車で約20分程度とそれほど離れていません。タクシーを利用した場合、中心部のホテルまでは45~55豪ドル程度。3人以上ならタクシーがおすすめです。ただし、空港から乗車した場合、エアポートチャージ(2016年7月現在4.10豪ドル)がかかります。
ただ、到着便が殺到する時間帯(早朝~お昼頃まで)だとタクシー乗り場が非常に混むので、予めプライベート送迎を頼んでおくという手もあります。
▼シドニー空港のプライベート出発送迎サービス 空港→中心部ホテル
▼シドニー空港のプライベート出発送迎サービス 中心部ホテル→空港
1~2人旅におすすめなのはシャトルバス。国際線ターミナルから中心部のホテルまでの料金は大人1人16豪ドル程度~、子供12豪ドル程度~で、空港から自分が宿泊するホテルまで、ドア・ツー・ドアで移動できます。
シャトルバスは、到着階のインフォメーション・ブースで手配することもできますが、オンラインで予め予約するのが割安でおすすめ。チケットを持っているならば、ほとんどの会社が到着ターミナルを出た「ベイ12」が乗り場になっていますので、右手のほうにあるリッジス・ホテル前へ移動してください。会社によっては、到着階のマクドナルド前に集合、というところもありますので、予約の際に確認を。
人数が集まったところで出発、各乗客の行き先を近い順に寄りながらの移動となります。そのため状況によって所要時間が変わってくるため、急いでいる場合はタクシーがおすすめです。
▼シャトル・トランスファー(空港から市内ホテルへ)Shuttle Transfer(英語)
▼エアポート・シャトル(市内ホテルから空港へ)Airport Shuttle(英語)
▼KST シドニー・エアポート・シャトル KST Sydney Airport Shuttle(英語)
▼エアバス・シドニー Airbus Sydney(英語)
また、空港と市内を結ぶエアポートリンクという鉄道も走っており、市内中心部のセントラル・ステーション(中央駅)まで、約13分ほど。国際線ターミナルからの料金は2016年7月現在、大人18.20豪ドル、子供14.40豪ドル。鉄道は移動時間も短く、初めての旅行者にとっては一番わかりやすく手軽に思えますが、実際は空港駅が地下階にあるため大きな荷物を持っての移動は困難な上、中央駅の構内も複雑でわかりにくいため、あまりおすすめではありません。
▼エアポートリンク AirportLink(英語)
▼シドニー空港(英語)
シドニー市内の交通
シドニーでの主な移動手段にはバス、鉄道、フェリーがあります。また、今のところまだ路線が限られているのであまり便利とは言えませんが、ライトレールという路面電車(トラム)も走っています。ライトレールは現在、中心部まで路線を延ばす工事中で、完成すればかなり便利になりそうです。
中心部はシティ、またはCBDと呼ばれ、公共交通機関のすべての路線はここが基点となります。
また、シドニーでも、全公共交通機関共通で使えるリチャージ式のプリペイドカード「Opal card オパール・カード」が導入になっています。「オパール・カード」は乗る時に専用の読み取り機にタッチし、降車時にも再度タッチして利用します。主なニュースエージェントやセブンイレブンなどのコンビニ、駅、サーキュラーキーのフェリー乗り場などで購入可。
シドニーでバスに乗る!
バスは、シティから半径約30km程度のエリア内(メトロポリタンエリアという)をかなり細かく網羅していますので、郊外を含めたほとんどの場所への移動できる最も利用価値の高い交通手段。ただし、郊外路線は、30分~1時間程度に1本程度と本数が少ないので注意が必要です。
バスは前乗りで、行き先をドライバーに告げて乗車券を購入。ただし、中心部から乗る場合やラッシュ時は「PrePay Only(プリペイ・オンリー)」という料金先払い制になっており、「オパール・カード」が必要です。
▼シドニーバス(英語)
シドニーでフェリーに乗る!
タロンガ動物園やマンリーなど、中心部から湾を隔てた北部へ移動するならフェリーが便利でおすすめです。フェリーに乗れば、オペラハウスやハーバーブリッジなどを海上から眺めることができ、シドニー湾ミニクルーズ気分が格安で楽しめてお得!
フェリーは、すべてシティ側のサーキュラーキーから発着、同じ路線を往復運航となります。
サーキュラーキーから乗る際には、事前にワーフ(船着場)の券売機か窓口でチケットを購入しますが、帰りは出口のサー キュラーキー側で支払うことになる場合も。サー キュラーキーの券売機が混雑することもありますので、往復する場合は先に往復チケットを購入するのがおすすめです。
また、湾内の移動には水上タクシーも利用できます。数社が運行しており、貸切も可能です。
▼シドニーフェリー(英語) ※券売機に日本語表示あり
▼水上タクシー H2O Water Taxis, Darling Harbour Water Taxis (すべて英語)
シドニーで鉄道に乗る!
鉄道はシティレールと呼ばれ、シティから東西南北に延びています。通常は地上を走るシティレールも、シティでは地下をぐるりと周るように走っていますので、地下鉄のように使うことも可能。とはいえ、中心部はそれほど広くないので、ちょっとした移動なら歩いてしまったほうが早いことも…。
東方面の路線はボンダイ・ジャンクションまでですが、南北と西へはシドニー以遠へと延びており、シドニー西部に位置する世界遺産のブルーマウンテンズへもシティレールを使って行くことができます。
▼シティレール(英語) ※券売機に日本語表示あり
シドニーでライトレールに乗る!
カジノのあるスターシティやシドニーフィッシュ・マーケット(魚市場)に行く場合は、ライトレールという路面電車も利用できます。シティ(セントラ ル駅)~チャイナタウン~ダーリングハーバー~近隣西部エリアを結んでいます。
ただ、フィッシュ・マーケットより西に行く場合は、遠回りになってしまうこともあるので、路線をよく把握しておくのがおすすめ。例えば、グリーブへ行くのなら、バスのほうが断然近くて早く到着できます。チケットは各駅の券売機か窓口で購入のこと。
▼ライトレール(英語)
▼ライトレール工事の進捗状況、予定路線図など(英語)
シドニーでタクシーに乗る!
シドニーでタクシーに乗る場合、日本のように手を挙げて流し(空で走っている)のタクシーを停めることも可能です。捕まらない場合は、シティなどの主な観光ポイントやホテル前にタクシースタンドがありますので、そちらへ移動するのがおすすめ。
また、タクシーのドアは自動ではありませんので、停車したら自分で開けること。待っていてもドアは開きませんので、ご注意を。
料金は日本と同じく、距離と時間制。深夜割増しも同様です。また、ハーバーブリッジやイースタンディストリビューター、モーターウェイなどの有料道路を通過する場合は、乗客負担となり、迎車は呼び出し料がかかります。支払にはクレジットカードも使えますが、会社によっては最大5%のサーチャージがかかります。また、人数が多い場合は、ワゴン車タイプのマキシ・タクシーが便利です。
日本では、人数が多くて後部座席に座りきれない時以外、ほとんど使わないタクシーの助手席。でも、地元オージーは1人でタクシーに乗る場合、ほとんどの人 がなぜか助手席に乗ります。運転手との会話を楽しむためなのかもしれませんが、ちょっと変わっていますよね。とはいえ、このオージーの定番だった「タクシーの助手席に乗る」という行動も、昨今の治安悪化の懸念から、とくに女性1人の場合などは好ましくないと言われ始めています。とくにオージーの真似をする必要もありませんので、いつも通り自分のスタイルでタクシーを利用してください!
観光向けバスを利用する!
シドニーには、主な観光スポットを周回する観光客向けのバスもあります。二階建てのオープントップで車内で観光案内あり(日本語有)。1日券(24時間有効)と2日券(48時間有効)があり、乗降り自由で期間内は乗り放題です。
料金は2017年7月現在、1日券大人45豪ドル、子供25豪ドル。2日券大人65豪ドル、子供40豪ドル。
いろいろなアトラクションやツアーにも参加する予定なら、単独でシドニー&ボンダイ・エクスプローラーのチケットを購入するよりも「アイベンチャー・カード」というマルチ・パスを買ったほうがお得なケースも!詳細はこちらの記事で。
▼シドニー&ボンダイ・エクスプローラー(英語)
注意)記載の情報/データは2017年7月時点のものです。
人工物よりも自然に魅せられ、6年半暮らしたロンドンからオーストラリアへ移住。トラベル・ジャーナリストとして各種メディアへの執筆、ラジオ/テレビ出演などで情報を発信しながら、メディア・コーディネーターや旅行情報サイトの運営も。目下の関心事は野生動物とエコ。シドニー在住20年以上。
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