夏休みはオーストラリアで、「サーフ&スノー計画」 ~海と雪原を一度に楽しもう!
南半球のオーストラリアは日本とは季節が逆。日本が夏になると、こちらは冬の真っ只中です!
既に南部の山々では積雪があり、スキー場もオープン。
かたや大陸北部は、冬でも25~27℃と爽やかな初夏のような陽気。とくに最北部にほど近い熱帯雨林気候のケアンズ辺りでは、海水浴も楽しめます。
ということは、1週間程度の旅行でも、白銀の世界で雪と戯れ、グレートバリアリーフで熱帯魚と戯れる!なんてことができちゃう季節なのです。
同じ時期に1つの国を訪れるだけで、まったく逆の季節である冬と夏を一気に楽しめるのは、広い大陸オーストラリアならでは。世界広しといえども、そうたくさんあるわけじゃありません!
そんなわけで、1回の旅行で2度も3度も楽しめる、欲張りな個人旅行プランをご紹介。
名付けて「サーフ&スノー計画」。
スノーサーフィンじゃなくて、本当のサーフィンとスキーやスノボを一度に楽しむ。
さらには、グルメやショッピングまで楽しんでしまおう!という、1回の旅行で2度も3度もおいしい旅プランの提案です。
夏と冬を一気に遊ぶなら、いつがおすすめ?
オーストラリアのスキー&スノボ・シーズンは、通常6月中旬~9月頃まで。そしてケアンズ周辺でグレートバリアリーフの美しい海を思いっきり楽しむのにベストなシーズンは、だいたい7月頃~10月頃。
ということは、日本の夏休みあたりの8月~9月上旬が最も適しているということになります。これなら夏休みの旅行にピッタリ!
ただし、ケアンズ周辺では一年中海水浴ができるといえども、さすがに冬場は水温が下がります。
最初に海に入った時は若干「冷たい!寒い!」と感じることもあると思いますが、グレートバリアリーフのツアーに参加するなら、ウェットスーツを貸してくれますので、そのうちすぐに慣れてしまいます。
また、冬場は晴れていても風が強く、波が高いこともあるので、船酔いしやすい人はとくに、天候と相談の上、現地で参加するかどうか決めるといいでしょう。
〔参照〕グレートバリアリーフ
シュノーケルやダイビングじゃなく、サーフィンしたい!と言う人は、ゴールドコーストへ。
ケアンズよりは少し気温が低いですが、それでも21~23℃くらいですので、水がちょっと冷たい(案外、陸上の気温より水温のほうが高いということも)ですが波は上々。
冬場は少し海が荒れて波が高くなる日も多いため、サーフィンにはもってこいの季節です。
もちろん、シドニー辺りまで南下してもサーフィンを楽しめますが、さらに気温が低いため、水から上がった時に少々寒いと思いますので、厚手のウェットスーツや暖かい羽織物などをお忘れなく。
※余談ですが、冬のシドニーの水から上がった時の寒さ対策のために、有名なシープスキン・ブーツの「UGG アグ」が生まれました。サーフィン後の冷たくなった足を温めるために、シドニー郊外のサーファーが考案したのが始まりなのです。
夏と冬を一気に楽しむ旅のスケジュール
おすすめなのは、先にスキーorスノボ(雪)、後半でのんびりビーチ(海)というパターン。これだと冬の寒さのまま、暑い日本に戻らずに済み、体への負担も軽減できます。
また、短い旅行ならスキー場への交通が便利なメルボルンへ入るのがおすすめ。メルボルンなら、グルメやショッピングも思う存分楽しめます!
そこで、まずは日本からメルボルンへ週末がかかるように飛ぶ。できれば木曜日か金曜日あたりに飛んで、翌日の0時ちょっと過ぎにメルボン到着。(メルボルン行き直行便のスケジュールはこちら)
午前中はメルボルンでまったり。そしてできれば、その日の午後か翌日にスキー場へ移動。2~3日ほどスキーorスノボ三昧。(メルボルンから行くスキー場はこちらで紹介しています。)
スキー場からメルボルンに戻って、国内線でケアンズまたはゴールドコーストへ飛び、2日ほど滞在。海を満喫しながら、のんびりとヴァカンスを。そして日本へ帰国。具体的には、右のようなプランになります。
このプランなら、1週間ちょっとの休暇で“雪とビーチ、そして都市でのショッピングやグルメを思う存分楽しむ、1度で2度も3度もおいしい旅”が体験可能!
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注意)記載の情報/データは2015年7月時点のものです。初稿:2011年5月
人工物よりも自然に魅せられ、6年半暮らしたロンドンからオーストラリアへ移住。トラベル・ジャーナリストとして各種メディアへの執筆、ラジオ/テレビ出演などで情報を発信しながら、メディア・コーディネーターや旅行情報サイトの運営も。目下の関心事は野生動物とエコ。シドニー在住20年以上。
★執筆依頼、取材代行、メディア・コーディネート等、承ります。こちらまでお気軽にお問い合わせください。