シドニーでホエールウォッチング、クジラを見に行こう!
今年もクジラ達の大移動が始まっています!もうすでに何千頭というクジラが、シドニー沖に列を成して移動中。南半球が冬になると、南極の海域から越冬のため、クジラたちがオーストラリア大陸の東側を通って北上します。
シドニー沖を通って移動するクジラの群れは、さらに北を目指し、ゴールド コースト沖を通って、フレーザー島近くのハービーベイ沖へ。さらにはもっと先まで、ゆっくりと泳ぎながら移動し、北の暖かい海で子育てをするのです。
そんなクジラたちを見にいくクルーズもあり、シドニー湾からも出航しています。でも、今の季節の醍醐味は陸上からもその雄姿を見られるということ!
というわけで、まずは陸上からクジラを見られるシドニー近郊のウォッチングポイント、そして半日あれば参加できるシドニー湾発着のホエールウォッチングクルーズをご紹介します!
クジラを陸上から見られる絶好のシーズン
クジラ達が南極から移動するときにオーストラリア大陸の横を通過するため、行き(往路)と帰り(復路)に見ることができます。概ねその時期は、以下の通り。
- 往路北上=5月~8月頃まで
- 復路南下=9月~11月頃まで
北上する時は内側、南下する時は外側のルートを通ります。つまり、北上する今の時期がオーストラリア大陸に最も近い側を通るので、陸上からもホエールウォッチングが比較的簡単にできる絶好のシーズン!
クジラが見えるビューポイント
ニューサウスウェールズ州国立公園&野生動植物管理事務局推薦の陸上クジラ・ウォッチングポイントをさらに厳選!旅行者でも行きやすいところをご紹介します。
- ノースヘッド/North Head
マンリーの先。海に突き出た半島でシドニーハーバー国立公園の一部。切り立った高台のため、かなり遠くまで見渡せる絶好ポイント。フェリーで30分+徒歩。 - ベンバックラー/Ben Buckler
ボンダイビーチの最東端。ここも切り立った崖になっていて、太平洋が一望できる。市内中心部から行きやすいのでおすすめ。バスで約25~30分程度。 - ソランダー岬&バンクス岬/Cape Solander and Cape Banks
両岬ともシドニー空港が面したボタニー湾を囲むボタニー湾国立公園にあり、バンクス岬は空港側、ソランダー岬は対岸のカーネル半島にある。どちらも大海原を見渡せる絶壁に展望所があるのがGood ! バンクス岬はバスで行けるが、ソランダー岬はかなり不便なのでレンタカー等で。 - ロングリーフ/Long Reef
この付近の海岸沿いは海洋保護区になっており、切り立った岬がポツンと突出しているため、かなり見渡しがいい!市内中心部からバスで約40分程度。 - サウスヘッド/South Head
ワトソンズベイのある半島。ここだと少し引っ込んでいるのが少々難点かも…。市内中心部からバスで約25~30分。
その他は以下のサイトで。ほぼリアルタイムで現在クジラが見られた場所を表示してくれます。
シドニー湾発着のホエールウォッチングクルーズ
イルカウォッチングで有名なポートスティーブンスに行かないとイルカもクジラも見られない…と思ってる人も多いと思いますが、そんなことはありません!この時期は、シドニー湾から出航するホエールウォッチングクルーズがあるのです。
しかも、たった半日で参加OK!移動もほとんど無し。イルカだって見られる可能性大!短い旅行なら尚更、わざわざ丸一日かけて200kmも離れたポートスティーブンスまで行くのはもったいないと思うのです。
以下にシドニー湾発着のホエールウォッチングクルーズをご紹介。申し込みは天気を見ながら、前日でもほとんどの場合大丈夫です。
★シドニー・ホエールウォッチングクルーズ 75豪ドル~ 現在、21%引きで59豪ドル!
★シドニーのウェール ウォッチングと観光を楽しむ高速クルーズ 90豪ドル~
★ランチ付き シドニー・ホエールウォッチングクルーズ 94豪ドル~
※このページに記載のデータ、及びコメントは2016年7月時点のものです。

人工物よりも自然に魅せられ、6年半暮らしたロンドンからオーストラリアへ移住。トラベル・ジャーナリストとして各種メディアへの執筆、ラジオ/テレビ出演などで情報を発信しながら、メディア・コーディネーターや旅行情報サイトの運営も。目下の関心事は野生動物とエコ。シドニー在住20年以上。
★執筆依頼、取材代行、メディア・コーディネート等、承ります。こちらまでお気軽にお問い合わせください。
