ようこそ、極上のワイン産地ハンターバレーへ
ワインの産地として、着実に世界的な地位を築き上げてきたオーストラリア。ヨーロッパから持ち込んだブドウが、この国温暖な気候と土壌にマッチし、数々のプレミアム・ワインを生み出してきました。
いまでは、世界第4位のワイン輸出国にまで成長し、ワインの生産地は、60ヶ所以上に増え、合計約160,000ヘクタールもの広大な土地で、ワインが作られているそうです。
オーストラリア・ワインの歴史と共に歩んできたワイン産地
そんな数あるワイン産地の中でも、シドニーから手軽に行けて、国内屈指の素晴らしいレストランが多く、グルメ三昧ができるのが、ハンターバレーです!ハンターバレーは、オーストラリアのワイン発祥の地ともいえる、180年以上の歴史あるワイン産地。なんと130以上ものワイナリーがひしめいています。
ハンターバレーでは、シャルドネ、カベルネ・ソービニョン、ヴェルディーリョ、シラーズなどのワインを生産していますが、特徴的ともいえるのは、火山性灰が混じった土壌で作られる伝統的な赤のハンター・シラーズ。そして、10年以上おいても飲み頃となる白のセミヨン。とくにセミヨンは、多くのワイナリーが自社の自慢の1本として挙げるほど。年月を経て、黄金色に色づいたハンター・セミヨンの豊潤さは、多くの愛好家が虜になっているとか。
シドニーからわずか2時間のドライブで、グルメなカントリーサイドへ
ハンターバレーへは、シドニーから車で約2時間。日帰りドライブも可能な距離ですが、素敵なホテル/リゾートやおいしいレストランがたくさんあるので、ぜひとも宿泊して、ワイナリーめぐりを楽しみたいところ。
セスノック、ラブデール、ポコルビンといった町を中心に、ぶどう畑が広がるこの地区に、国内屈指の有名シェフが腕を競うグルメなレストランが多いのは、やはり、オーストラリア一の大都会シドニーに、ほど近い距離であることが挙げられます。
週末旅行でふらりと、おいしいものを食べに行く人たちの数は、やはり都会のほうが断然多い!
人気のグルメ・イベント「ラブデール・ロング・ランチ」
そんなグルメなシドニーっ子たちに大人気のグルメ・イベントが、ハンターバレーの中心地のひとつ、ラブデールで毎年5月に開かれる「ラブデール・ロング・ランチ」。ハンターバレーのワイナリーとレストランが参加し、この日だけの特別メニューをふるまうランチ・イベントです。
天気の良い日は屋外で、緑豊かなハンターバレーの眺めを楽しみながら、ゆったりと時間をかけておいしいランチとお料理にマッチしたワインに舌鼓を打つ… なんとも贅沢な時間。毎年、前売りチケットの大半が売れてしまうというほど人気の高いグルメ・イベントです。
2015年は、5月16日(土)と17日(日)に開催予定です。前売りチケットはもう発売中ですので、行ってみたいという方は、以下の公式サイトからどうぞ♪
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ハンターバレー観光局公式サイト http://www.winecountry.com.au/
ラブデール・ロング・ランチ公式サイト http://www.lovedalelonglunch.com.au/
行き方:シドニーの北西約190km。車でPacific Hwyを北上して約2時間。電車を利用する場合は、シドニー・セントラル駅からモリセット駅まで行き、そこからバスで行く方法もある。詳細はこちらで。
注意)記載の情報は2015年1月時点のものです。

人工物よりも自然に魅せられ、6年半暮らしたロンドンからオーストラリアへ移住。トラベル・ジャーナリストとして各種メディアへの執筆、ラジオ/テレビ出演などで情報を発信しながら、メディア・コーディネーターや旅行情報サイトの運営も。目下の関心事は野生動物とエコ。シドニー在住20年以上。
★執筆依頼、取材代行、メディア・コーディネート等、承ります。こちらまでお気軽にお問い合わせください。
