南十字星が煌めく、満天の星空レストラン ～サウンド・オブ・サイレンス
果てしなく続く地平線、そこに忽然と現れた巨大な岩山。
その岩肌をさらに紅くに夕陽が染めていく、壮大なウルルのサンセット。
不思議な形をしたカタジュタの彼方へ太陽が姿を隠すと、頭上にはいつしか降ってきそうなほどの満天の星空――
そこでは、都会ではけっして見ることの出来ない大自然のドラマが繰り広げられています。この夕暮れの瞬間を見るために、ウルル-カタジュタ国立公園を訪れる人は少なくありません。
この大自然のドラマを愉しむために、荒野のど真ん中に特別にしつらえられたアウトドア・レストラン、それが「サウンド・オブ・サイレンス」です！
PR：ウルル（エアーズロック）で体験できる多彩なアクティビティ
荒野のど真ん中で星空ディナー
ウルルとカタジュタを望む小高い丘の上に、白いテーブルクロスがかけられたテーブル席が用意されます。この席は、今夜のディナーのために特別にしつらえられた、赤茶けた大地が広がる荒野のど真ん中の極上レストラン。
ディナーのゲストは、エアーズロック・リゾートの宿泊施設からバスで、この丘の麓まで移動します。そこでは、本日のディナーを担当するスタッフが、にこやかにお出迎え。丘をゆっくりと歩きながら登っていくと、キリリと冷えたスパークリング・ワインとカナッペが用意されています。ディジュリドゥの音色に耳を傾けながら、グラスを片手に遠くを一望すると、ちょうど太陽が西の彼方へと傾きかけているはず。“ウルルのサンセット”という大自然のドラマが、今まさに始まった瞬間！
夕陽が地平線の彼方へと沈む頃、カタジュタは、シルエットとなって浮かび上がり、対面に位置するウルルは、燃えるように紅く染まっているはずです。
大地の音色が響くアボリジナル・ダンスと共に愉しむ
雄大なウルル-カタジュタのサンセットを愉しみながら、ディナー会場へと移動。ここでは、太古の昔から受け継がれてきたアボリジニたちの舞いが始まります。大地の音と言われるディジュリドゥの調べが響き渡り、大地を踏みしめ、一体化するような動きを見せるアボリジニのダンス。自然が織りなすすべての現象への畏敬の念を忘れないアボリジニの人々の踊りから、崇高な精神世界を感じることができるかもしれません。
ちょっぴり神聖な気持ちになったところで、ディナーが始まります。メニューは、オーストラリアならではの食材を使った3コース・ディナー。目の前のグラスにワインが注がれ、食事は、各自が自分の好きなだけチョイスできるビュフェ式になっています。西の空にまだ少しだけ残った夕焼けを愉しみながら、アウトドアでいただくディナーは最高！
デザートをいただく頃には、すっかり夜の帳が降りていることでしょう。ちなみに、ワイン以外に、ビールやジュースもありますので、ビール党の人も飲めない人もご心配なく。
煌めく南十字星とくっきりかかる天の川
ディナーに舌鼓を打っているうちに、ふと気がつくと、頭上にはこぼれんばかりの星々が煌めく頃。流れ星がいくつも流れ、天の川は、まさしく英語名のミルキー・ウェイのごとく、白くクッキリと一筋のラインになって見えているはずです。地平線から反対側の地平線まで、180度、一筋の川となって見える天の川は、人工的な建物が乱立した都会では、まず見られません。これは、本当に必見の価値あり！
注意）夕焼けの具合や星が瞬きはじめる時間は、季節によっても異なります。そのため、ツアー開始時間も変わってきますので、予約時に確認を。
本当の静寂の世界― サウンド・オブ・サイレンス
ディナーが食べ終わると、南半球の星空についての“星空トーク”があります。アボリジニ達が語り継いできた星の神話、南半球ならではの星座の話などに耳を傾けた後、本日のディナーに感謝し、スタッフが静寂の世界へと誘います。
「……さぁ、皆さん。私の掛け声と共に、静寂の世界へ。 Sounds of Silence !」
今まで聞こえていた人々の声が一斉に消え、暗闇とかすかな風の音だけに包まれる世界。この時、日常で意識せずにいても、どれだけたくさんの音が耳に入ってきているのか知ることになるでしょう。煩わしい音のほとんどは、人工的なものであることに気づくはずです。
『静寂の音』という意味の“サウンド・オブ・サイレンス”――
ロマンティックで、ちょっぴり神秘的なアウトバックの極上ディナーを愉しんでみませんか？
【詳細データ】
サウンド・オブ・サイレンス ディナー Sounds of Silence Dinner
ツアー時間：約4時間（3コース・ディナー、飲み物込み）
住所：Yulara Drive, Yulara NT 0872
電話：1300 134 044（豪国内）
★予約は24時間前までに。日本語での予約はこちらからどうぞ↓
サウンド・オブ・サイレンス ディナー
Special Thanks to: Ayers Rock Resort.
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注意）記載のデータは2015年2月時点のものです。その後、変更になっている可能性もありますので、お出かけの際は公式サイトで確認を。尚、国際電話をかける場合、オーストラリアの国番号は+61です。
平野 美紀 人工物よりも自然に魅せられ、6年半暮らしたロンドンからオーストラリアへ移住。トラベル・ジャーナリストとして各種メディアへの執筆、ラジオ／テレビ出演などで情報を発信しながら、メディア・コーディネーターや旅行情報サイトの運営も。目下の関心事は野生動物とエコ。シドニー在住20年以上。
★執筆依頼、取材代行、メディア・コーディネート等、承ります。こちらまでお気軽にお問い合わせください。
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