町中プレスリーだらけ!?誰もが笑顔になる「パークス・エルビス・フェスティバル」Part1

 
あっちを見ても、こっちを見ても、エルビス・プレスリーだらけ!という、ユニークなお祭りがあります。

それは、ニューサウスウェールズ州の内陸部にある小さな町パークスで、毎年開かれる「パークス・エルビス・フェスティバル」。

エルビス・ファンはもちろん、子供も大人もおじいちゃんもおばあちゃんも、皆でエルビスや当時流行ったコスチュームに身を包み、お祭りをエンジョイ!

老若男女問わず、バカバカしいほど気合いの入った仮装で決めていて、思わず抱腹絶倒!?

見ているだけで思わずクスっと笑みがこぼれてしまうお祭りなのです。

オーストラリア国内では毎年大きな話題となるけれど、日本ではほとんど知られていない「パークス・エルビス・フェスティバル 2018」を2回に渡って、徹底レポート!

エルビス・プレスリーって誰?と言う人は、こちらをご参考に。

 

真夏のエルビス・フェスティバル

 
「パークス・エルビス・フェスティバル」は、50年代から70年代にかけて全世界を虜にし、『キング・オブ・ロックンロール』の異名で、ビートルズをはじめ、ボブ・ディランやフレディ・マーキュリーなど、その後に誕生する数々の有名アーティストらにも影響を与えた伝説のアーティスト、エルビス・プレスリーにちなんだお祭りです。

毎年、1月8日のエルビス・プレスリーの誕生日に合わせた週末を含む5日間に渡って開かれます。

26回目を迎えた今年(2018年)は、1月10日~14日に開催されました。

この頃、オーストラリアは真夏。

内陸部のこの辺りでは、日中40℃を超えることもある時期ですが、商店街を歩けば、エルビス・コスチュームが売られ、町中には見てるだけで暑そうなジャンプ・スーツのエルビスがいっぱい(笑)

普段は、人間よりも羊の数のほうが多いと言われるパークスですが、お祭り期間中は、国内外からエルビス・ファンや観光客が押しかけ、町の人口の2倍以上に!

町の中心にあるメイン会場となる広場からは、一日中流れるプレスリーの曲に合わせて身を揺らし、皆、本当に楽しそう♪

お祭り期間中、広場に並ぶ「エルビス・マーケット」では、サングラスをかけるだけで、もれなく“モミアゲ”がついてくる即席エルビス・グッズも売られています(笑)

誰でもすぐエルビスになれる即席エルビス・グッズ
誰でもすぐエルビスになれる即席エルビス・グッズ

 
☆☆よかったら、当日配信したライブ中継をどうぞ。準備不足な上、突然やることにしたので、お見苦しい点が多々ありますがご容赦ください…(^_^;)↓

 

エルビス・フェスティバルに欠かせない暑さ対策

 
とにかく暑い!

足や腕に太陽の日差しが当たると痛い…アスファルトの道路では目玉焼きができそうなほど。。

今年(2018年)は最初の3日間は40℃を超える暑さでしたので、広場には冷たい霧が吹きだす大型扇風機が用意され、ステージでパフォーマンスする人たちも、観客に向かって「暑いので水分補給をお忘れなく!」と何度も呼びかけていました。

暑いには暑いのですが、湿気がほとんどないカラっとした暑さなので、日陰にいれば、さほど暑いとは感じません。

とはいえ、じわじわと汗を掻くので、ときおり冷房の入った建物内でクールダウンしたり、水分補給はこまめにするのをお忘れなく。

ちなみに、最初の3日間は本当に暑かったのですが、パレードが行われた土曜日は、天候が急に変わり、寒いくらい涼しくなりました。

また、40℃を超える暑い日でも、内陸部では日が落ちるとグンと気温が下がり、肌寒いほどになることが多いので、軽い上着を持参するのがおすすめです。

 

シドニー発のエルビス列車に乗って、お祭りへGo!

 
「パークス・エルビス・フェスティバル」へは、シドニーから出発するお祭り行きの専用列車に乗っていくのが王道!

その名も「エルビス・エクスプレス」、そして、今年から加わったエルビスのヒット曲「ブルー・スウェード・シューズ」にちなんだ「ブルー・スウェード・エクスプレス」と呼ばれる特別列車で、約6時間かけてパークスへと向かいます。

出発駅のシドニー中央駅では、乗る前から様々なイベントが開催され、乗り込む前からパーティ気分♪

運転士や車掌などのスタッフ全員が、エルビスにちなんだ仮装で乗客をお出迎え。

ですが、この列車最大のお楽しみは、乗り込む乗客そのもの!

毎年のように、このお祭りのためにパークスに来るという、日本からの常連さん(?)の姿も。

乗客それぞれが、思い思いにエルビスにちなんだ仮装をして、自ら主役になった気分で(?)、楽しんでしまうところこそ、この列車とお祭りの醍醐味なのです(笑)

さらに、車内では途切れることのないエルビス関連エンターテイメント満載で、ファンならずとも楽しめることウケアイ!

この特別列車を利用しない場合は、レンタカーなどの車で。シドニーからは、途中で1~2回休憩しながら、約5時間ほどで到着できます。

ちなみに、今年のエルビス特別列車出発前のシドニー中央駅の様子はこんな感じでした。↓

 
Part2では、お祭りのクライマックス、エルビス満載の豪華パレード、そして、誰もが知りたいこのお祭りの『謎(なんで、オーストラリアの田舎町でエルビス・プレスリーなのか?)』に迫ります♪

また、意外なことに、パークスは、エルビス祭りだけじゃなく、ある世界的な偉業を成し遂げたことで、その名を知られた町でもあるのです。
その知られざる偉業とは・・・⇒ ※Part2と共に公開予定。お楽しみに♪

注意)記載の情報/データは2018年1月20日時点のものです。

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この記事を書いた人
Miki Hirano平野 美紀 icon-link icon-twitter icon-facebook icon-google-plus
人工物よりも自然に魅せられ、6年半暮らしたロンドンからオーストラリアへ移住。トラベル・ジャーナリストとして各種メディアへの執筆、ラジオ/テレビ出演などで情報を発信しながら、メディア・コーディネーターや旅行情報サイトの運営も。目下の関心事は野生動物とエコ。シドニー在住20年以上。
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ウェーブ・プランニング:  1998年からオーストラリア情報を発信し続け、取材先件数は5,000ヶ所以上。オーストラリアに関する取材や撮影などのメディア・コーディネート、取材代行などをしています。本拠地はシドニー。 ★メディア・コーディネート、取材代行、執筆・撮影依頼等、承ります。こちらまでお気軽にお問い合わせください。