焼きたてパンが絶品!パースっ子に人気のベーカリー・レストランへ
西オーストラリア州の州都・パース中心部の観光を終えたら、ちょっと足を延ばして出かけてみたいのが、スワン川の河口に位置する港町「フリーマントル」。
インド洋にそそぐスワン川と、遠くアフリカ大陸まで続く大海原の絶景もフリーマントルの見どころのひとつです。
そんな、フリーマントルにある、地元民に大人気のお洒落なベーカリー・レストランをご紹介!
フリーマントルって、どんなとこ?
フリーマントルは、イギリス人がオーストラリア大陸の西側(西オーストラリア)へ最初に入植して開けた町。植民地として、本国から多くの囚人たちが送られてきました。
そのため、当時の囚人たちが建てた建物が数多く残り、街並みからも植民地時代をしのぶことができます。この時に、囚人たちが造ったフリーマントル刑務所は、世界遺産「オーストラリアの囚人遺跡群」のひとつになっています。
その後、ヨーロッパ大陸からの移民が増え、港町として発展したフリーマントルは、イタリアやクロアチア、セルビアなどのコミュニティーが根付き、どことなく、地中海っぽい香りのする町でもあります。
また、フリーマントル港は、SNSで人気者となった愛らしい有袋類「クオッカ」に手軽に会える島として知られる「ロットネスト島」へのフェリー発着港にもなっています。
フリーマントルへは、パースから電車やリバーフェリーで行くことができるので、気軽に足を延ばせるのがGood!
本格窯焼きパンが食べられるレストラン「ブレッド・イン・コモン」
フリーマントル観光の中心といえば「フリーマントル・マーケット」。ほとんどの人が、このマーケットと世界遺産のひとつでもあるフリーマントル刑務所周辺を散策して、観光終了!というパターンだそう。
中には、エスプラネード・パークやその横の小さなビーチへも行ってみたりする人もいるようですが、ほとんどの観光客が足を運ばない中心部の外れにこっそりあるのが、今回ご紹介する絶品焼きたてパンが食べられるベーカリー・レストラン「ブレッド・イン・コモン」です。
一口食べたら止まらない!?絶品焼きたてパン
フリーマントルは海沿いの町なのだから、食べるんだったら、やっぱりシーフードでしょう!
というあなた。ちょっと待った!!
たしかにシーフードも捨てがたいですが、フリーマントルまで来て、ここのパンを食べずには帰れません(笑)
この店では、オーガニックの小麦粉や塩など、素材は相当吟味し、手ごねのたねを長地時間かけてゆっくり熟成させる技術で、超こだわりの窯焼きパンを作っています。
とにかく、おいしいパンを作りたいと、レンガを積み重ねてオーブンまで手作りしてしまったというこだわりよう。
一口、口にいれるとふわんとパンのいい香りが口の中いっぱいに広がり、噛めば噛むほど味わいが深くなる…そんなパン好きにはたまらないパンなのです!
とはいえ、パン屋ではなく、あくまでもレストランですから、お料理のほうもかなりこだわっています。
パンがよりおいしく食べられるメニューがいっぱい!
レストランのメニューは、パンが更においしく食べられるようなものが揃っています。
パンにつけて食べるタイプのパテやムース、ミートボールなどを入れ込んだバーガータイプのパンが主役のメニューの他、肉や魚料理にしてもお皿のソースをパンですくって食べると最高においしく食べられるようなものがいっぱい!
パン好きなら絶対満足する香ばしい焼きたてパンとおいしい料理が同時に楽しめる至福のレストランなのです。
レストランといっても、昼間はカフェとして気軽に使えますし、お店の一角に作られたパン屋さんもありますので、ひっきりなしに次々と地元っ子が訪れるほどの人気ぶり。倉庫を利用した広々とした店内は、インテリアもお洒落で、夜にはワイン・バーとしても好評!
なのに、ちょっと奥まった場所柄と目立つサインを出していないことなどから、旅行客はほとんどいない超穴場。
店内ではパンの他、スパイス・ミックスやジャムなど、お土産にもおすすめしたいオリジナル食品を売っていますので、食事をした後は、覗いてから帰るのをお忘れなく♪
<フリーマントルへの行き方>
パース駅からフリーマントル行きで終点まで、約25分。パース中心部のバラック・ストリート・ジェッティ(桟橋)からフェリーで約1時間。
<DATA>
ブレッド・イン・コモン Bread In Common
住所:43 Pakenham St, Fremantle WA
電話:08 9336 1032 ※予約不可
営業:月~金11:30~22:00、土日8:00~Late
注意)記載のデータは2018年7月時点のものです。
人工物よりも自然に魅せられ、6年半暮らしたロンドンからオーストラリアへ移住。トラベル・ジャーナリストとして各種メディアへの執筆、ラジオ/テレビ出演などで情報を発信しながら、メディア・コーディネーターや旅行情報サイトの運営も。目下の関心事は野生動物とエコ。シドニー在住20年以上。
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