ワーキング・ホリデーで 森林火災の被災地を支援しよう!
昨年9月から発生していた大規模な森林火災。オーストラリア東部を中心とする広大なエリアが焼失し、多くの犠牲をだしました。
家が全焼してしまい、今も知人宅やキャラバンなどで不安定な生活を続けている被災者がたくさんいます。
農場や工場、お店などが被災し、今でもまだ片付けや修繕がままならず、仕事が再開できない人たちもたくさんいます。
数々の悲劇的な報道を目にする度、自分にも何かできないか?と、気をもんでいる方もいるのではないでしょうか?
そんなあなたの気持ちを被災地へ届けてください!!
若い人限定になりますが、2月17日、ワーキング・ホリデー・ビザで被災地を支援できるよう、ビザの条件が変更されました!
ワーキング・ホリデーで被災地支援
現在のワーキング・ホリデー・ビザは三段階になっており、1回目のビザは、申請日に18歳以上30歳以下(31歳の誕生日前まで)であること。そして、滞在期間は1年間というのが条件となっています。
そして、1回目のビザでの滞在期間中、指定された地方地域内で3ヶ月間の季節労働(農場などでの収穫作業)に従事したことが証明できると、35歳(同上条件)まで2回目のビザが取得できます。
また、さらに2回目のビザ滞在中に、北部や地方の指定された地域で6ヶ月間、特定の仕事に従事することで、3回目のビザが取得できる仕組みになっています。
この2回目、3回目のビザ取得の条件であった特定の仕事=『季節労働(農場などでの収穫作業)』に、『火災の被災地での復興支援作業』が加えられました!
被災地支援ができる労働の主な内容
先日発表された内容によると、以下のような作業に従事することが可能となるようです。
・住宅や敷地のフェンス、農場などの再建を手伝う作業
・被災した敷地内での解体作業
・被災地の障害物撤去
・道路や鉄道、ダムの修復作業
など
また、これまで通常、同じ雇用主の下で働けるのは6ヶ月間。という縛りがあったのですが、今回の改正により、1年間となりました。
被災地で従事できる仕事は、大きな括りでいうと建設関係の作業がメインになるような感じですが、普段、仕事でフォークリフトやユンボ、ブルトーザーなどを使う仕事をしている人などは、被災地でやってもらえる仕事がたくさんありそうです。
大工や配管、電気工といった建設現場をよく知る人はもちろんですが、農場で働いた経験のある人や林業関係者などにも向いていそうです。何も特技はないけれど、力と体力だけは人一倍!という人も、ぜひチャレンジしてみてください。
被災地支援と海外経験にもなるワーキング・ホリデー。
ぜひ、オーストラリアにその若い力を貸してください!
SBSの日本語記事に今回の改正について詳しく記載されていますので、こちらも合わせてご一読ください。
▼山火事復興支援でセカンドビザ、被災地での建設工事が指定職種に
ワーキング・ホリデー・ビザの詳細については以下をご参考に。
▼日本ワーキング・ホリデー協会 オーストラリア
▼オーストラリア移民局Working Holiday visa(英語)
注意)記載の情報/データは2020年2月18日時点のものです。
人工物よりも自然に魅せられ、6年半暮らしたロンドンからオーストラリアへ移住。トラベル・ジャーナリストとして各種メディアへの執筆、ラジオ/テレビ出演などで情報を発信しながら、メディア・コーディネーターや旅行情報サイトの運営も。目下の関心事は野生動物とエコ。シドニー在住20年以上。
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