オーストラリア、新型コロナ対策で入国制限を実施!海外からの入国者は14日間自己隔離
【3/18 更新情報】3/30以降についてはこちらで。。
3月15日、オーストラリア政府は、16日の深夜0時より、海外からオーストラリアへ到着した全員に14日間の自己隔離を要請するとを発表しました。
これにより、オーストラリアへ入国しても2週間ホテルか自宅で缶詰めになる以外の行動はできなくなり、事実上、旅行や仕事はできなくなります。
また、非常事態宣言を出した州もあり、今のところ、この措置についての期限は未定となっています。
新型コロナウイルスに関する外国人の入国制限措置について
3月15日付けで発表されたこの措置について、在日オーストラリア大使館の公式発表は以下の通りです。(3/16 15:00更新)
入国制限措置
オーストラリア に渡航予定の方へ :
オーストラリア政府は新型コロナウイルス感染拡大予防措置として、海外からの全ての入国者に対し、オーストラリアに到着後ただちに14日間の自主隔離を行うことを計画するよう求めました。16日0時から実施です。また、すべての国際クルーズ船の入港拒否は当面30日間実施されます。
自主隔離措置に従わない場合は、それぞれの州法により罰せられる可能性がありますので、各州政府のウェブサイトを確認する等してください。オーストラリアに滞在中又は滞在を予定されている方は、常に最新の情報を入手の上、法令を遵守し、感染予防に努めてください。
この一時措置は随時見直されます。
公式ページ:https://japan.embassy.gov.au/tkyojapanese/novel-coronavirus.html
以下に在シドニー日本国総領事館による詳細な日本語情報がありますので、合わせてご一読ください。
▼【緊急】豪州政府による,全ての海外から豪州への渡航者に対しての14日間の自己隔離措置等(3月15日深夜より)
違反者へは罰則も
14日間の自己隔離要請に従わない違反者への罰則は、「$13,000の罰金+禁固刑」となるようですが、州毎に定められるため若干異なり、ニューサウスウェールズ州では、警察が権限を持ち、従わない場合は逮捕、最大6ヶ月の禁固刑と$11,000~の罰金となっています。
基本的には全ての州で禁固刑+罰金とのことですが、罰金額は州によってまちまちで、クイーンズランド州では、最大$13,345。西オーストラリア州は、最大$50,00の罰金。南オーストラリア州は、最大 $25,000。などと発表されています。
旅行を予定していたけれど…キャンセルできる?
今回のオーストラリア政府の措置を受けて、各航空会社では以下のような特別対応をとっています。該当の方は、自分が乗る予定の航空会社へ問い合わせてください。
カンタス航空
カンタス航空は5/31のフライト分までキャンセル可能。
券面額分を後日使える旅行クレジットとして返還。
元々のチケットの日付から1年以内に使用可能。
受付は3/31まで。
※「旅行クレジット」とは・・・お金で返すのではなく、キャンセル申請した人のアカウントへSuicaのチャージのようにその金額分をチャージする形で返還。有効期限は元々のチケットの日付から1年間。
★詳細⇒ https://www.qantas.com/au/en/travel-info/travel-updates/coronavirus.html
ヴァージンオーストラリア航空
国内線、国際線共に3/15~6/30のフライト分まで無料で変更可能。
ジェットスター航空
基本的に親会社のカンタスと同じく旅行クレジットとして返還。
元々のチケットの日付から1年以内に使用可能。
受付は3/31まで。
3/16の9時以降に自分の予約画面から申請のこと。
予約変更の場合は3/31まで。
★詳細⇒ https://www.jetstar.com/au/en/travel-alerts#Network%20adjustments%20in%20response%20to%20COVID-19
非常事態宣言を発令した州も
ビクトリア州とオーストラリア首都特別地域は、3月16日、非常事態宣言を出しました。
ビクトリア州は、15日のうちに、主にメルボルン周辺の観光スポットを含む公共施設の閉鎖を発表しています。
現在、閉鎖されている施設は以下の通り。尚、再オープン日など期限は今のところ発表されていません。
・ビクトリア州立図書館
・ビクトリア州立美術館
・メルボルン博物館
・サイエンスワークス
・アートセンター
とにかく、状況はどんどん変わっているので、各関係機関で最新情報を必ずチェックしてください!
注意)記載の情報/データは2020年3月16日時点のものです。
人工物よりも自然に魅せられ、6年半暮らしたロンドンからオーストラリアへ移住。トラベル・ジャーナリストとして各種メディアへの執筆、ラジオ/テレビ出演などで情報を発信しながら、メディア・コーディネーターや旅行情報サイトの運営も。目下の関心事は野生動物とエコ。シドニー在住20年以上。
★執筆依頼、取材代行、メディア・コーディネート等、承ります。こちらまでお気軽にお問い合わせください。