サイクロン影響なし!ハミルトン島からメッセージ
2月3日、世界でも稀にみる超巨大サイクロン・ヤシーがクイーンズランド州北部を襲いました。上陸地点はケアンズの南、最も被害が深刻なのはミッションビーチ、タリー、カードウェル付近ですが、その他周辺各地にも被害が及び、現在復興作業中です。(サイクロンの詳細記事はこちらのブログで)
場所がクイーンズランド州北部ということで、日本でも人気の観光地ハミルトン島は大丈夫なのだろうか? と心配している人も多いのではないでしょうか?
襲来に備え、1日にはハミルトン島とはじめとするウィットサンデー諸島エリアにも避難勧告が出されましたが、このエリアへの影響・被害はほとんどなし! サイクロンの暴風域には入っていたようですが、通過後には素晴しい青空が広がり、いつも通りのハミルトン島に戻っています。
そのハミルトン島から、サイクロン通過後の2月4日に撮影された素敵な写真とメッセージが届きました! ※小さな写真はクリックで拡大します。
グレートバリアリーフの中心、ハミルトン島
上空のヘリから撮影したホワイトヘブン・ビーチ
オーストラリア北東部に全長2,000km以上に渡って続く、広大なグレートバリアリーフ。そのほぼ中心に位置するのが、ウィットサンデー諸島です。大小いくつもの島々で構成されたウィットサンデー諸島へのゲートウェイとなるのが、ハミルトン島。まさに、グレートバリアリーフの中心と言えます。
グレートバリアリーフは広大なため、ウィットサンデー・エリアで見られる珊瑚礁は、ケアンズを中心とする北部とは異なるのが特徴。よく、旅行パンフレットなどで見られるハート型の珊瑚礁(ハートリーフ)は、ここでしか見られません。そして、『世界で一番美しいビーチ』と言われるホワイトヘブン・ビーチもすぐそこ!
今回のサイクロン襲来で、ケアンズあたりから南のタウンズビルあたりにかけての珊瑚礁は、大きなダメージを受けているのではと推測されています。被害がどれほどのものなのか、まだ全容は明らかになっていませんが、サイクロン上陸地点から約390km離れたところに位置する、ハミルトン島周辺への影響はほとんどないものと思われます。
ハミルトン島から直送!素敵な写真とメッセージ
ハミルトン島のビューポイントからの眺め
サイクロンの影響について、たくさんの問い合わせがあったというハミルトン島のPR担当者の方から、4日に撮影したという素敵な写真とメッセージが届きました!
※写真はすべて、サイクロン通過後の2月4日午前中に撮影されたものです。
<メッセージ>
「オーストラリア北東部でサイクロンの被害が凄いと報道され、お客様を含め、皆様からご心配いただき、多数の問い合わせメールもいただきました。
今回のサイクロンは、ハミルトン島から390kmも離れた位置を通過したので、全く影響がありませんでした。
美しいグレートバリアリーフ、そしてハート形のサンゴ礁や世界一美しいホワイトヘブンビーチに最も近いハミルトン島へ是非お越しください!」
リゾートもすべて通常通りとのこと。写真からは、いいお天気に恵まれ、本当に素晴しいハミルトン島の様子が伝わってきます。
グレートバリアリーフ観光の拠点として最適なハミルトン島は、これから最もいいシーズンを迎えます。のんびりできるリゾートアイランドへ、出かけてみませんか?
【あわせて読みたい】
▼サイクロンによるグレートバリアリーフの被害状況
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注意)記載の情報/データは2011年2月時点のものです。
人工物よりも自然に魅せられ、6年半暮らしたロンドンからオーストラリアへ移住。トラベル・ジャーナリストとして各種メディアへの執筆、ラジオ/テレビ出演などで情報を発信しながら、メディア・コーディネーターや旅行情報サイトの運営も。目下の関心事は野生動物とエコ。シドニー在住20年以上。
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