ケアンズ
ケアンズ
オーストラリア大陸の最北東部に位置するケアンズ。日本から最も近いオーストラリアの玄関口です。ケープヨークと呼ばれるオーストラリア大陸上部右側の尖った角のような半島付け根にあり、あたり一帯はほぼ熱帯雨林に覆われています。街の周囲には、バナナやサトウキビの畑が広がり、なんとものどか。
しかも、世界最大の珊瑚礁グレートバリアリーフと太古の熱帯雨林という、2つの世界遺産に挟まれた、世界でも稀な絶好のロケーション! 日本との時差もわずか+1時間で、飛行時間もハワイやシンガポールとほとんど変わらない近さが魅力です。
街自体はさほど大きくなく、中心部は歩いて周れる程度の広さ。海に面した街ですが、ケアンズの中心部はワーフ(クルーズ船などが発着する港)のため、ビーチはありません。ですが街の北には美しいビーチが連なり、少し内陸へ足を延ばせば、熱帯雨林や高原、乾燥したサバンナ(サバナ)が広がっています。一度に海・山・森と様々なエリアが楽しめるのも、この街の魅力のひとつ。
また、熱帯雨林気候に属すため、オーストラリア国内では、このあたりをファー・ノース(クイーンズランド)=Far North (Queensland)、またはトロピカル・ノースと呼びます。
参考:ケアンズ情報アーカイブ
ケアンズの気候と服装
ケアンズのある北部エリアは、ほぼ常夏。ですが、熱帯雨林気候のため、主に雨季と乾季の2つの季節に分かれます。 雨季は、南半球の夏に当る12月から3月くらいまで。最も雨が多いのは1~3月。とはいえ、雨季といってもざーっと降って上 がってしまう感じの熱帯性スコールであることが多く、1日中雨ということはそれほど多くありません。
また、乾季に当る冬場でも日中の平均気温は25℃以上と、一年中夏服でOK。ただし、冬場の日没後などは少々肌寒く感じることもあるので、軽めの上着を持参するのがおすすめです。
ただ、雨季には、日本の台風に当るサイクロンがやってくることも。サイクロンが近づいたり、大量の雨が降ると、道路が寸断されてしまったり、川の増水や海が荒れることもあるため、ツアーなどの旅行に障害が出てしまうこともあるので注意が必要です。この時期は天気予報のチェックをお忘れなく。
一般的に冬と言われる期間は、クリーム色の月ですが、天候のことは
必ずしも例年通りということはありませんので、あくまでもご参考までに。
日本からケアンズへのアクセス
日本からケアンズへは直行便が運行されており、飛行時間は約7時間30分程度。成田発着は毎日、関空発着は(月)(水)(木)(金)(日)の週5便。現在運行しているのはジェットスター航空のみですが、日本航空、カンタス航空との3社共同運航となっています。
※ケアンズ空港から市内中心部までの移動については、「ケアンズの交通」ページをご参照ください!
ケアンズへの旅 おすすめシーズン
ケアンズ及びクイーンズランド北部は、ほぼ常夏。ですが旅行するなら、やはり乾季の4月くらいから11月くらいまでが、ベストシーズン! 冬場は海水の温度も下がるため、プランクトン等の発生が減り、海の透明度が増す時期。なので冬から春にかけてが、グレートバリアリーフ観光にも超おすすめのシーズン。 ※グレートバリアリーフのおすすめシーズンについては、「グレートバリリーフ」ページもご参照ください!
また、雨季であっても、(上記にも書いたように)一日中雨ということはそれほど多くありませんし、最近の天候についてはなんとも言えません。もし雨が降ったとしても雨なりの楽しみ方もあるので、一年中OKと思っていいでしょう。とはいえ、雨季に旅行する場合は、念のため雨具の用意もお忘れなく。
ケアンズのおすすめホテル
以下で、ホテルのランクやカテゴリー別におすすめのホテルをご紹介しています。旅行計画のご参考に!
ケアンズのランク別おすすめホテル
- 最高級クラス 5ツ星ホテル
- 中~高級クラス 3~4ツ星ホテル
- 中~高級アパートメントホテル
- バジェットクラス(バックパッカーズなど)
※順次公開予定。
人工物よりも自然に魅せられ、6年半暮らしたロンドンからオーストラリアへ移住。トラベル・ジャーナリストとして各種メディアへの執筆、ラジオ/テレビ出演などで情報を発信しながら、メディア・コーディネーターや旅行情報サイトの運営も。目下の関心事は野生動物とエコ。シドニー在住20年以上。
★執筆依頼、取材代行、メディア・コーディネート等、承ります。こちらまでお気軽にお問い合わせください。