ゴールドコースト | クイーンズランド州南部
★ゴールドコーストの記事&コラム一覧 ※2016年7月16日更新
クイーンズランド州はオーストラリアの中でも2番目に面積が広く、北部の「ケアンズ」と南部の「ゴールドコースト」といった二大人気観光地もあり、見どころが多い州。とはいえ、北と南では気候や生態系がずいぶんと異なるため、ここでは南北に二分割し、ロックハンプトンあたりから南をクイーンズランド州南部としています。州北部の情報はこちらへ。
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州南部の基本情報は以下からどうぞ。
クイーンズランド州南部の特徴
サンシャイン・ステートと呼ばれるほど晴天率が高く、温暖な気候で有名観光地がたくさんあるクイーンズランド州。それをまさに実感できるのが、このエリアです!
州都ブリスベンを中心に東部に人口が集中し、沿岸部にはゴールドコーストやサンシャインコーストなど、国内外で人気の美しいビーチが連なっています。さらに北へ上がると、グレートバリアリーフの南端部に当たり、北部とはまた違った珊瑚礁が形成されています。
海岸線を離れ、内陸部へ進むと少々高い山が連なり、鬱蒼とした多雨林の森が続きます。このあたりが、世界遺産にも指定されている「ゴンドワナ多雨林地帯」。そして、さらに内陸に進むにつれ、乾燥したアウトバックが広がり、砂漠へと変化します。内陸部は世界有数のジェムストーン(天然石・半貴石)の産地でもあります。
ブリスベンとゴールドコーストを中心に人口が増えているため、交通渋滞なども問題になりつつありますが、ブリスベン周辺は、近郊路線の鉄道、フェリー、バスなど交通網が発達しているため便利。
また、主要幹線道路もよく整備されていますので、都市部以外ならレンタカーもおすすめです。州内にはブリスベンを中心に郊外路線の鉄道もあります。(詳細は下の“州内の交通”を参照のこと)
ゴールドコースト、クイーンズランド州南部の気候と服装
州都ブリスベンやゴールドコーストのあたりは亜熱帯性気候。さらに北へ上がると熱帯性気候へと変化していきます。そして内陸部は乾燥した砂漠気候となり、沿岸部のロックハンプトンあたりはモンスーン気候のため、夏場になるとときおり強い雨が降ることもあります。
エリア内は年間を通し、日中はほぼ一年中半袖で過ごせるほど暖か。真冬でも軽めの上着があれば十分です。ただし、日没後は気温がグッと下がることもあるので、カーディガンなどの羽織物はいつでも持っていたほうがベスト。注意したいのは、夏の強烈な日差し!内陸部は、沿岸部よりさらに強烈です。冬でも日差しは結構強いので、日焼け対策は常にお忘れなく。
クイーンズランド州南部の主な観光地
- ゴールドコースト ※ゴールドコースト近郊の観光地は下にあります。
- サンシャインコースト
- ブリスベン
- モートン島(野生のイルカへの餌付けで有名)
- 世界遺産フレーザー島
- ハービーベイ(ホエールウォッチング)
- バンダバーグ(海ガメの産卵)
- 世界遺産グレートバリアリーフ南部(以下の島々を含む) ※参照:グレートバリアリーフ
- ヘロン島、レディマスグレイヴ島(グラッドストーン沖)
- グレートケッペル島(ロックパンプトン沖)
- 世界遺産オーストラリアのゴンドワナ雨林
※ブリスベンについての記事は、人気観光地・カテゴリー「ブリスベン」にまとまっていますので、あわせてどうぞ!
ゴールドコースト近郊の主な観光地
- 世界遺産オーストラリアのゴンドワナ雨林(ラミントン国立公園など)
- 土ボタルの洞窟(ラミントン国立公園など)
- タンボリンマウンテン
- バイロンベイ(ニューサウスウェールズ州側の町)
※ゴールドコーストについての記事は、人気観光地・カテゴリー「ゴールドコースト」にまとまっていますので、あわせてどうぞ!
ゴールドコースト、クイーンズランド州南部へのアクセス
クイーンズランド州南部を旅する基点となるのは、州都でもあるブリスベン。現在、日本からはブリスベンとゴールドコーストの2空港へ直行便が就航しています。詳細はこちらの記事で。
※ゴールドコーストへのアクセス詳細は、「ゴールドコースト」ページもご参照ください。
それ以外の都市へは、ブリスベンやシドニーなどの国内主要都市から直行便を利用するのが便利です。ブリスベンからクイーンズランド州内の主要な町へは、国内線で1~2時間程度。ゴールドコースト空港からの州内路線はありません。
▼ブリスベン空港(英語)
▼ゴールドコースト空港(日本語)
※国内路線については、「オーストラリア国内の交通」ページへ。
空港からゴールドコースト中心部へのアクセス
空港からゴールドコースト中心部へのアクセスについては、「ゴールドコーストの交通」ページをご参照ください。
クイーンズランド州の交通
州内にはブリスベンを中心に鉄道が敷かれ、海岸部を南北結ぶ路線と西へ向かう郊外路線もあります。ブリスベン周辺は「トランスリンク」が運行、 通勤の足としても利用されており、ゴールドコースト方面へも行くことができます。ただし、ブリスベンとゴールドコースト周辺を除き、その他の郊外への便数はかなり限られています。
また、主要都市や町を結ぶ路線バスもありますが、こちらも便数がそれほど多くない上に時間がかかるのが少々難点。遠方への公共交通機関はどちらも利用やすいとは言えないのが現状です。ですが、長距離バスは時間に余裕があるなら最も安価に移動できる交通手段ですので、のんびり旅行にはぴったり。
とはいえ、クイーンズランド州鉄道は、中~長距離路線でトラベルトレインと呼ばれる観光列車を運行しています。ちょっと変わった列車での旅もオツなもの。鉄道ファンじゃなくても乗ってみたい列車がたくさんあります。
<クイーンズランド州内の主なトラベルトレイン>
- スピリット・オブ・クイーンズランド 運行路線:ブリスベン~ケアンズ
- ティルトトレイン ティルトトレイン 運行路線:ブリスベン~ロックハンプトン
- スピリット・オブ・アウトバック 運行路線:ブリスベン~ロングリーチ
- ザ・インランダー 運行路線:タウンズビル~マウントアイザ
- ウェストランダー 運行路線:ブリスベン~チャールビル
▼クイーンズランド州鉄道 Queensland Rail(英語)
▼トランスリンク TransLink(英語)
▼グレイハウンド・オーストラリア Greyhound Australia(英語)
※国内の交通手段については、「オーストラリア国内の交通」ページもご参照ください。
ゴールドコースト、クイーンズランド州南部への旅 おすすめシーズン
ゴールドコーストを含むクイーンズランド州南部の海岸沿いエリアなら、ほぼ一年中が旅行のベストシーズン!
ロックハンプトンあたりは、夏場はモンスーンによる豪雨などもありますが、近年はゴールドコースト周辺などでもサイクロン級の豪雨があったりと、どこでも似たような気候になりつつありますので、これも世界的な気候変動…ということで、とくに気にすることはないように思います。
内陸部を旅するなら、秋~春にかけてがおすすめ。夏場は乾燥がひどく、40℃以上の高温になることもあります。
注意)記載の情報/データは2016年7月時点のものです。初稿:2010年7月
人工物よりも自然に魅せられ、6年半暮らしたロンドンからオーストラリアへ移住。トラベル・ジャーナリストとして各種メディアへの執筆、ラジオ/テレビ出演などで情報を発信しながら、メディア・コーディネーターや旅行情報サイトの運営も。目下の関心事は野生動物とエコ。シドニー在住20年以上。
★執筆依頼、取材代行、メディア・コーディネート等、承ります。こちらまでお気軽にお問い合わせください。